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本当です。 論より証拠、実際に起こった過去の災害事例を見て行きましょうか。 まずGの【火山噴火→火山灰で太陽光×→地球規模での気温低下】 これは世界中の火山の大噴火で幾度となく起きてきたことですが、直近(とはいえ30年以上前ですが)では1991年に起きたフィリピンのピナトゥボ山の大噴火によるものが有名です。 この噴火は20世紀最大とも言われ、大気中に放出された物質(火山ガスが変化したエアロゾルがメイン)が太陽光を遮ったせいで地球が温められず、北半球では0.5℃、地球全体では0.4℃ほど低下したという記録があります。しかも噴火の影響は数年間続き、そのせいで日本では1993年に夏の気温が平年より2~3℃低くなって米が全然穫れず大不作、「平成の米騒動」と呼ばれる事件が起きました。(日本の米の自給率で一時期ガクっと℣字に落ち込んでいるとこ) このように火山噴火による放出物のせいで地球規模での気温低下は科学的にも解明されている現象なので、文章は正しいですね。 「同じような内容の正誤問題をみてそこでは誤だった」という記憶は失礼ですが当てにならないです。文章が巧妙に書かれ、ぱっと見同じに見えてよく読めば違う内容っていうのはセンター・共通テスト系の試験の十八番ですからね。その”同じような内容の正誤問題”の中身を実際に読んでみないと、同じことを言っているのか第三者には分かりませんし、質問者さんが間違った内容で記憶している(簡単な例:低下→上昇など)可能性だってあります。 過去に解いた記憶を頼りに解く方法の是非は一旦置いといて、今回の場合は頼りにすべき経験を間違えた…として棚に上げておきましょうか。 続いてHの【噴火で山体崩壊→海に流れ込む→津波発生】 唐突ですが「島原大変肥後迷惑」という言い伝えを聞いたことはあるでしょうか。 時は江戸時代、1792年に島原藩(現在の長崎県)にある雲仙岳が噴火しました。 この時、噴火に伴って火山性地震が発生したほか、 眉山(雲仙岳を構成する山の一つ)の一部が崩壊してすぐそばの有明海に流れ込み、 それによって発生した波が津波として対岸の熊本県(肥後国)を襲った… というエピソードを表した言い伝えです。 このような言い伝えが200年以上後の現代にも残っているのですから、まぁ火山噴火に端を発する津波というのもあり得る訳ですよ。だからHの文章も正しいと言えますね。 余談ですが、世界最大級の津波というのは同様の「山体崩落による津波」で、波の高さは最大で524m(諸説あり)と言われています。M7.7の大地震で山が崩壊、大量の土砂・氷塊が一気に狭い湾内に流れ込んだことでこれほどの津波になったのです。(詳しくは「リツヤ湾大津波」で検索)
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