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非常に重要です。 海を隔てた陸地間で通信をする場合 短波通信 衛星通信 光海底ケーブルテレビ これらが考えられますが、短波通信は前世代的な方法です。 衛星通信は昭和の終わりから平成初期までは使われていましたが今はあまり使いません。 海底ケーブルは光ファイバーを使っており、家庭に届く光ファイバーと同じです。 一本のファイバーに100以上の波長、周波数の違う信号を乗せています。 そして乗せる信号1つが100GBなど超高速。かける100波なら膨大な信号が日米間、世界各国との間を駆け巡ります。 光ファイバーを通る光信号の速度は光ファイバー、ガラスの屈折率の関係上、秒速30万kmじゃなく20万km。 衛星通信、それも静止衛星軌道上の衛星と送受信点の距離は片道で3万6千km以上もあり、昔の衛星中継のニュースで会話のテンポが噛み合わない状態がありました。衛星通信は双方向通信には合いません。 インターネット時代になり、衛星の遅延は致命的で双方向コミュニケーションには使われなくなりました。 ただし、洋上の船の通信手段、 放送として一方通行で信号を送る用途には残っています。 テレビのニュースで日本とアメリカの掛け合いがありますが、低遅延の映像圧縮装置で圧縮後、インターネットへ流し、海底ケーブル経由で相手の局へ届きます。 太平洋を通過したとしても光の速度の67%という高速で通過するので違和感ないレポートが出来ます。 今回、トンガで停電と海底ケーブルの損傷でトンガと世界各国の通信が途絶えました。 海底ケーブルは沢山電力を使うので停電になればアウトです。 多少バッテリーを局に置いておく事もありますが、消費電力が多く、直ぐにダウンします。 また、海底火山の超大噴火がありましたが、近くを海底ケーブルが通っていた場合、損傷して通信が途絶えます。 通常、噴火が予想される場所は避けて通りますが、今回、大量の噴石物が広範囲に撒き散らされたのでそれによりケーブルにダメージがあったのかもしれません。 孤島の場合、衛星通信の設備は残しているものだと思いますが、爆風、噴石などでダメージを受けたか、海底ケーブルが来たので使ってなかったのか?と思います。 被災情報が伝わってきたら国際援助ですね。 東日本大震災の時はトンガから900万円の援助があったそうです。 損傷した海底ケーブルは修理を請け負う会社、そのケーブルの所有会社が専用の船を出し、安全を確認しつつ切れた場所を特定して切れた部分を除去し、新しいケーブルを、接続して回線を復旧させます。 アメリカの動画サイトの動画が日本で快適に表示されるのは光海底ケーブルがあるからです。
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