無性生殖を続けていると生物は遺伝子バリエーションが狭まり種としてはいずれだめになる。いずれ有性生殖にあこがれ、さらには異種間との有性生殖を求めだす。ガウナもクローンや長寿が発達したシドニア世界もしかり。ガウナはなぜか他の男性搭乗員には目もくれず谷風だけにしか性的興味を示さない(光合成できない体質だから?)。だから星白を捉えてからは谷風の性的対象である星白の女性としての魅力を懸命に習得しはじめる。カビさしはガウナの生殖細胞。あいつらにとって戦闘で人類に破れカビ差しを己にさされることはエクスタシーを覚えるSEX行為(ってことはガウナは受け=雌か?)これでガウナは増えるのだからガウナは人類を永遠に襲い続けなければならない宿命だ(わざと生殖細胞を敵に渡してペニス的なカビ差しをつくらせガウナが雌、人類が雄という性分化をあえて演出してプレイをおこなったというわけだ)なんてバカな・・・・と思う人もいるかも知れないが、人間のような生物の雄と雌も似たようなことやってるのだからガウナを笑えないと思う
これがこの作品のテーマ。だから最終的にはガウナの願いが成就してなければならない。ガウナはエナ星白とつむぎの魂と体をつかって谷風とめでたく交配できました!めでたしめでたし! となるためにはあの結末でなければいけないということでしょう。そしてつむぎの子らしい人物が実はほかの人間女性と谷風との間にできた子らしいというほのめかしがなされているのも重要な意味があります。人間の女性もガウナにライバル心をいだき、奴らに負けるなとばかりに谷風と繁殖に励みました!人間の男がガウナにぞっこんになって人間女性を見捨てるなんていう未来はまっぴら!という、人類の女性の思いもあそこで主張されているというわけです。まあ一言でいうと 艦長萌え! です
なぜ作者が ガウナが雄で、人間の雌(女性)に興味を示す という構造にしなかったのかというと、触手を伸ばす生物という形状ゆえガウナの人間女性へのレイプを類推さすストーリーになってしまって、そこいらのアダルトアニメと話が同じになってしまうからでしょう。