戦時下を「千時間」と聞き間違えたら話がつながらなくなりますよね。
メールの漢字変換ミスは前後の流れで理解できても、瞬間的なドラマのセリフは難しい場合もあるでしょう。
難解な専門用語が頻発したり、やたら早口で喋ったり、セリフが聞き取りにくい役者が重要な役に就いていたりする時は、目障りかもしれませんが、字幕を出して観たほうが無難かもしれません。
黄色が主役、青がサブ、緑が№3、他は白…と役者のセリフが色分けされるのも面白いですしね。
その昔、「チャップリンの殺人狂時代」という映画でチャップリン演じる凶悪犯が処刑される前にこんなことを言いました。
One murder makes a villain, millions a hero.
Numbers sanctify.
1人殺せば殺人者だが、100万人殺せば英雄だ。
殺人は数によって神聖化される。
久能整はこの言葉を引用してデフォルメしたと思われますが、私自身、戦争の愚かさをこれほど的確かつ端的に表現した言葉を知りません。