一般住宅では、石油ファンヒーターの使用で換気は不要です。 もし換気が必要になるほど空気が汚れると、人体に害が出るより前に、石油ファンヒーターから換気のお知らせが音と表示で出る、またはエラーが出て強制的に電源が切れる仕組みです。 一般住宅の部屋は隙間だらけです。 ドアの隙間、コンセントの口、壁や天井の隙間、窓の結露水排出用の穴の隙間などがあります。 室内と室外で温度差ができると気圧の差ができますので、部屋の隙間から自然に空気が入れ替わって換気されています。 温度差が大きいほど気圧の差も大きくなり、自然換気の量も増えます。 そのため温度差があれば換気は不要です。 ２４時間換気をオフにしても、気圧の差で自然換気が行われるということです。 逆に言えば、エアコンや石油ファンヒーターが不要な季節は、室内と室外で温度差ができないため、気圧の差もなくなり、自然換気が行われないことになり、２４時間換気が役に立ちます。 石油系暖房機器の説明書には、換気をするように書かれていますが、万が一センサー機能に不具合が起きたときを考慮したものです。 各種センサー機能、安全装置が正常に動作しているうちは、寿命などで不完全燃焼が起きても、エラーによって強制停止する仕組みです。 安全装置がない石油ストーブ（電気を使わないタイプ）とは違い、徹底した安全対策がされています。 極めて安全性は高いですが、不安に感じる場合は適度に換気をしてください。 ただし換気をするほど室温が下がりますので、室温の回復のために灯油の消費量も増えます。