芸術運動は多くが時代の流れや風潮と関係があると思うが…。
アメリカで60年代後期、末期に起きたヒッピー文化なんかもそうだろう。あれは現代文明の発展に対するアンチテーゼだった。
それと激化して行ったベトナム戦争に対する反戦厭戦気運が絡んでいた。自然回帰が叫ばれ、インド文化へのアプローチがなされた。
そうやって生まれたヒッピーだが現実逃避のためドラッグに手を出すようになり、その幻覚症状から「サイケデリック・アートが生まれた。
1910年代のイタリアでは「未来派」と呼ばれる芸術運動が生まれた。
急速に機械文明が発展し、それが身近なものになっていったころである。
伝統一切を否定するが、反面で躍動感やスピードを重視し、それらを表現する事を目指した。
絵画、音楽、演劇、建築…と芸術全般に影響を与えた。現代イタリアのスーパーカーなどもそんな流れの後裔ではないか。