ベストアンサー
場合分けして説明しないとダメですよね。 ◆トラックメイキングの工程内で扱うEQ 「トラックメイキング(トラック制作)」の工程でのEQです。 (1)そのトラック固有の耳障り、あるいは不必要な帯域を削る (2)リズムにとってタイトに響く、ルーズに響く帯域をそれぞれ増減させる(グルーヴ調整のEQ)※マルチバンドコンプを使うことの方が多い 使用する全てのトラックの調整が済むまで、他とのバランスを考える必要はありません。 工程ははっきりと分けた方が良い結果になります。 ◆ミックスの工程内で扱うEQ 全体のバランスに基づいて行うEQです。 トラックメイキング後の工程になるので、必然的にトラックメイキングを終えて、大まかにでもボリュームとパンを整えてある状態から、全体の帯域バランス(各トラックが各帯域にどれくらいの比重で関わっているか)をちゃんと確認していることを大前提として行うことになります。 (1) 「足りない帯域がある」場合に、その帯域に特性を持つトラックのその帯域を持ち上げる (2) (2の逆)「被りすぎてる帯域がある」場合に、その帯域に特性を持つトラックのその帯域を削る (3)あるトラックのある帯域のダイナミクス(エンヴェロープ)、特にアタックのせいで特定のトラックのアタックが埋もれてしまう場合に、そのアタックの帯域を削る (互いにアタックの帯域が複数ある場合には住み分けをする) (1),(2)の場合は「足りなくて」「被りすぎてて」という理由で増減させるわけなので、そこの増減を他で埋め合わせても意味ないですよね。 その帯域を占めてるトラック同士のバランスが変わるだけで、全体の足りなさ・被りの問題は何も解決しないことになります。 質問者さんがおっしゃっているようにする例があるのは(3)の場合だけです。
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質問者からのお礼コメント
回答ありがとうございました! 特にトラックメイクのEQとミックスのEQで分けた使い方をするっていうところが盲点でした。 以後はそのやり方でやってみます!
お礼日時:1/24 19:55