フィルムには画素数なんて無いから数値化する事自体がナンセンスじゃないかな?
もし、数値化するとしたらフィルムデータ化で検索すると最大3000万画素スキャンとか出てきます。フィルムの解像度で検索すると1億万画素とか、本当かどうか解らない情報も昔からあります。つまり、情報的には3000万画素以上はあるんだけど、スキャナーの限界で頭打ちになる。そして、最近のプリントってインクジェットだからどんな精細に解像してようが、ポタポタとインクを垂らされて仕上がった写真を、デジタルの写真と比べて解像度の違いが分かる人は居るのでしょうか?
この考えで言ってしまえば、チープなインクジェットを使われている限りはフィルムも、1000万画素も、3000万画素も違いは出なくなる。まして同じインクを使われたら色の差なんて出ません。
紙焼きすれば、フィルムの解像度は活かせるのでしょうが、肉眼の限界はすでに超えてますから、どうなんでしょう?
フィルムが全盛期の頃は、粗探しはルーペを使いました。せいぜい、3倍とかの拡大確認ですよ。
でも、最近じゃ、粗探しはPCのモニターで数十倍拡大が当たり前。
昔の常識で考えたら奇抜な行為そのものですが、これが当たり前に世の中に定着しているので、自ずと、解像度に拘るスペック狂が量産されたんじゃ無いかなって思います。
色の再現性はどっちもどっち。肉眼で確認しながら合わせられるデジタルの方が有利です。
フィルムだとトワイライトとかの再現が苦手なので、トワイライトフィルターなどを使って表現します。
色の再現ですが、フィルムで元の色に拘りたいなら、同じ写真をスマホで撮り、デフォルトアプリで色を合わせて、記録しといて、フィルムはデータ化して、PCで編集する事になります。記憶なんて記録に比べたら曖昧ですから。フィルムもデータ化すれば編集は自由自在です。
デジタルにフィルムが勝る部分は、解像度とか、階調云々じゃ無くて操る楽しみとか、仕上がりの想像だったり、不確定要素に期待したり、フィルターワークがより必要だったり不便を楽しめる所かなって私は思います。