〜実物の甲冑 兜について〜 お世話になります 最近、実物の兜を見る機会が有りました。 そこで質問ですが…、 変わり兜は、どれ位の種類、数が現存しているのでしょうか?

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少し雑学を申しますと、THE変わり兜というものは戦国期のものはかなり少ないです。 黒田長政の一ノ谷兜などが有名ですが、それ以外の戦国武将の変わり兜とされるものの物の多くはあくまでも普通の頭形兜や突盃兜、桃形兜などに変わった前立てや脇立を付けただけのものが大半で、それを変わり兜とは呼ばない方も多くいらっしゃいます。 現在、博物館にあるものや個人所有のものも含めても、変わり兜の多くは太平の世になった江戸期に制作されたものか、もしくは明治以降に戦国~江戸時代の兜に細工を施した偽物です。 甲冑や兜に関しては、博物館の学芸員でさえも間違った時代や伝来をあてていることも多いので注意してください。 例えば織田信長所用とされ重要文化財となっている紺絲威胴丸具足は、実際は江戸後期制作のものですので、織田信長は着用すらしていません。 上杉謙信のものとされる画像の甲冑も江戸時代のもので偽物です。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

ご丁寧なご回答、誠に有り難う御座いました。大変参考になりました。

お礼日時:5/17 9:17

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私の家には甲冑が三領伝来しています。それらの兜はオーソドックスな頭成兜、筋兜、椎実兜となっています。変わり兜の種類は無数にあると言ってよく現存数など正確に回答するなど不可能であると思います。変わり兜を特集した写真図録は多く出ていますのでおりあればご覧ください。恐らく全てが特注品で注文主の発想力、美意識、自己主張ぶりには驚かせられますね。野郎頭兜と呼ばれるものなど毛が兜に植えてありそれがザンバラであったり髷が結ってあったりします。強烈なインパクトがあります。度の入ったメガネ付き兜や頭部全体を覆う被り物のようなお猿さん兜など思わず笑ってしまうようなものがあります。 前立ては突き差したり嵌め込んだだけのものです。乗馬くらいでは落ちないと思いますが戦闘の時は邪魔なので取ってしまいますただ甲冑には実戦用と儀仗用があることを理解すべきで極端に大きく派手なものは儀仗用と想います。 兜の内側の布は浮き張りといいます。おっしゃる通りクッションになります。あご紐と一体化しています。私の家のものは絹製のようです。 兜(鉢)のサイズはある程度規格があったと想います。

早速のご回答、誠に有り難う御座います。 鎧三領所持ですか、凄いですね! 由緒あるお家柄なのでしょうね。 丸い布地は浮き張りというのですね。組紐の専用職が居るのは知っていましたが、織り機械やミシンの無かった時代に、器用に考えて作られていて、感心しました。 あご紐は、絹製が上等だったのですかね。摩擦や水には弱いですが、やはり光沢が綿とは違いますね。 あご紐は浮き張りと一体になっているとの事ですが、どの様に留めてあるのでしょうか?あご紐は太めだと思うのですが、その様な太さの環の金具は無かった様に思います。