聖書が新品になった嘘みたいな本当の話。 公民館の一角に書籍を読むコーナーがあります。
聖書が新品になった嘘みたいな本当の話。 公民館の一角に書籍を読むコーナーがあります。 そこの本は、勿論、自由に読めるのですが、持ち帰ってもいいことになっています。みんな、読みかけの本は、持ち帰ってるようです。返す・返さないは自由です。 一方、自分が読み終わった本は、そこの本棚に寄付してもいいことになっています。 「廃棄予定」と書かれた段ボールが置かれて、痛みの激しい本が入っているところを見ると、どちらかと言うと増えてるのではないでしょうか? 私は、そこで、自分の「聖書」を開きました。 聖書の面白い箇所にマーカーを引いて、ポストイットを貼り付けてます。 魔法使いの女を生かしておいてはいけない。 アンモン人とモアブ人は、主の会衆に参加してはいけない。 混血の人は、十代たっても、主の会衆に参加してはいけない。 長男が死んだら、その嫁は、次男と結婚しなければいけないみたいな記載。 オナンが、律法ができる前なのに、それを破って、神に殺されたところ。 安息日に薪を拾っただけで、神の命令で、殴り殺された人の話。 自分の兄弟でも、他の宗教をすすめてきたら、みんなで殴り殺さなければいけないという神の命令。 女が男の服を着たり、その逆の場合、神に忌み嫌われるということ。(赤で、セーラー服、歌舞伎役者、宝塚とコメントまで書いていた) など、結構、たくさんマーキングしてます。 ところが、それをうっかり、そこに忘れてしまったのです。 気が付いて、三日後に取りに来たら、聖書が無くなっていたのです。 廃棄に回されるほど、ぼろぼろではなかったのですが。 代わりに、かなり新しい、何も書き込まれていない聖書が置かれていました。 誰でも持ち帰っていい場所に置いていたわけで、無くなっても仕方のないことですが。 持ち帰った人と、新しめの聖書を置いて行った人は、別人なのかな? もし、同一人物だったら、何のためにそのような紛れることをしたのでしょうか? 私に、もう一度、マーカーを引いて欲しいのでしょうか? 謎が深まります。 どう思われますか?