中国は富裕層ファンの動かすお金が大きいから中国人気が突出しているように見えますが、タイとか台湾とか、もちろん日本や韓国でも、宮脇さんの人気は別に中国に限った訳ではないんですよ。なんて言ってもHKT時代から10年以上アイドルとして活動していますからね。ファンダムの大きさは、スキャンダルも起こさずこつこつとアイドル活動を地道に熟して来た歳月のなせる業です。 ではなぜ中国のファンがそこまでお金を使うのかと言えば、AKBの総選挙を通して、アイドルにお金を使う喜びが染みついてしまったからだと思います。ご存知のように中国では本当の意味での選挙は出来ません。このため、アイドルとは言え、自分の投票が確実に結果に結び付くAKBの総選挙は、日本人が感じる以上に、中国のファンには魅力的なシステムだった訳です。しかも単純な1人1票ではなく、富める者はその財力を存分に誇示できる訳ですからね。 当然、本来ならProduce48にも直接投票したかった事でしょう。しかしProduce48はAKBの総選挙と異なり韓国外からの投票が難しかった。仕方ないので、街中や地下鉄の駅などに広告を出すといった援護射撃に走った。日本では主だった所はすべて広告代理店が押さえてしまっているので難しかった訳ですが、韓国始め海外はお金さえかければ、意外と簡単にこれが出来てしまうという事で、これも面白くなってしまった。 今、LE SSERAFIMでもアルバム予約のために資金をどれだけプールしたとかアピールしていますが、そもそもこれ、メンバー別に集計なんて必要ないのです。では何故わざわざ宮脇さんの中国ファンダムがどれだけプールしたとかアピールしているかと言えば、総選挙のような楽しさを味わいたいからに他なりません。総選挙に投票する感覚でCDを購入している。もっとも総選挙もCDを購入することで投票権を得ることが出来た訳ですからね、なんの違いもない訳です。 もちろん、だからと言って宮脇さんの人気を否定している訳ではないですよ。最初に書きましたように、こうした熱いファンダムを築き上げて来たのは、他ならぬ宮脇さんのアイドル活動の賜ですからね。