剛体である板材Aと板材Bを6本のボルトで締結し、板Aの先端に荷重Wが作用する場合に、各ボルトに作用するせん断力Fi(i=1,…,6)を求める問題において、以下の4つのステップで解けるようです。 1.Wは6本のボルトに等しく分担されるから N1+N2=N3=N4=N5=N6=W/6 2.点GのまわりのモーメントM=LWにより、各ボルトに生ずるせん断力の大きさRi (i=1,…,6)は板AとBの相対変位に比例する(板材が剛体なので)から、kを定数とすると R1=R3=R4=R6=kr1 R2=R5=kr2 3.せん断力Ri(i=1,…,6)の点Gまわりのモーメントが、外力WのモーメントM=LWに等しいから LW-r1*R1-r2*R2-r1*R3-r1*R4-r2*R5-r1*R6=0 4.最後にNiとRiを合成してFiが求まる ここで、4つ分からないことがあります。 1’.ステップ1において、なぜWは6本のボルトに等しく分担されるのですか？（問題文中に等しく分担されると注意書きしてあったので、そういうものとして受け入れるしかないかもしれませんが） 2’.ステップ2において、せん断力が板AとBの相対変位に比例する理由はフックの法則によるものですか？またなぜ比例するのはRiだけなのですか？比例するのがフックの法則によるものなら、各ボルトのせん断力の合力であるFiが相対変位に比例するべきだと思ったのですが 3’.ステップ3において、なぜボルトに作用する板Bから受けるねじりモーメントは考慮しないのですか？ 4’.そもそもせん断力Riはなぜ円の接線方向を向くのですか？ よろしくお願いします。
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