へん‐かく【偏角】とは、
① 一定の基準方向からのかたより、傾きを表わす角をいう。方向角。傾角。
② 数学で用いる語。
(イ) 複素数を複素平面上の点として表わすとき、この点と原点とを結んだ直線が実数軸の正の方向となす角のこと。
(ロ) 平面上の点の極座標(γ, θ)におけるθのこと。
(ハ) 楕円や双曲線の離心角。
③ プリズムなどで光が屈折するとき、入射光線と透過光線のなす角。ふれの角。
④ 磁気子午線と地理的子午線のなす角。すなわち磁針のさす北と地理上の北とのなす角。方位角。
角度(かくど、英: measure of angle, angle, plane angle )とは、角(かく、英: angle)の大きさを表す量・測度のことである。国際単位系におけるSI単位(SI組立単位)はラジアンであり、計量法ではラジアン、度 (角度)、分 (角度)、秒 (角度)の4つが法定計量単位となっている。なお、平面角(en:plane angle)とならんで、これを3次元に拡張した立体角(en:solid angle)もある。
以上からすると、
「偏角」は一般的な「角度」のうちのひとつの表現の仕方である(角度の中のひとつ)、
と理解できます。