pok********さん
>日本で言えば23区のように大都市で近隣州?から都会で良いななんて思われてる扱いなんでしょうか?
近隣州が羨望の目でベルリン、ハンブルク、ブレーメンを見るなんていうことは州レベルでも住民レベルでもないでしょう。ベルリンなんて統一後は市内から出て周辺、つまりブランデンブルク州の自治体に住所を移しそこから1時間前後かけてベルリンに通勤する人が増えています。住環境、子育てその他周辺の小自治体Gemeinde(町、村)を選択する人が結構います。
>ついで日本の3大都市のように代表大都市なんでしょうか?
ベルリン、ハンブルクはドイツを代表する大都市ですがすでに回答があるようにブレーメンはそんなことはないです。ドイツの基準で言えば大都市に違いありませんが、ミュンヒェンやケルンを抜いて代表的などということはないです。
ハンブルクとブレーメンは中世にハンザ都市として繁栄しましたが、この3都市が市=州 Stadtstaatであるのは第二次世界大戦後の占領行政に関係します。ベルリンは占領ドイツの「首都」として周辺のソヴィエト占領地域から切り離されて4戦勝国の共同占領地域とされます。ドイツ全体の占領行政を調整する連合国管理理事会der Alliierte Kontrollratが置かれます。
ハンブルクはイギリス占領地域にありましたが、神聖ローマ帝国以来の帝国都市Reichsstadtであったこと、帝政時代、ワイマール共和国を通じて周辺がプロイセン領であるにも関わらずそれに属さない独自の単位であったこと、重要な港湾があることなどから第二次世界大戦後も独自の州とされました。
ブレーメンもハンブルクと同じように大戦前にもプロイセン王国、プロイセン州に属さない独自の単位でしたが大戦後占領期は特に周囲がイギリス占領地域であったにも関わらずブレーマーハーフェン市がアメリカ占領軍の物資を運ぶ港湾として使われたのでブレーマーハーフェンとブレーメンがイギリス占領地域の中のアメリカ占領地域として飛び地となったのが、占領解除、ドイツ連邦共和国独立後も引き継がれています。