アメリカと違って、日本では銃器犯罪が殆ど起こりません。 これは銃刀法の規制によるもので、犯罪に使用される凶器は、刃物が多くを占めます。 故に刃物に関する規制も銃刀法でカバーされたり、軽犯罪法や各都道府県の条例が拠り所になり、警察や社会の目が厳しいのでしょう。 この契機になったのが、浅沼稲次郎暗殺事件です。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E6%B2%BC%E7%A8%B2%E6%AC%A1%E9%83%8E%E6%9A%97%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6 それまでは、どの家にも台所には包丁が、風呂焚き釜の脇には薪と鉈、片手斧が、物置には草刈鎌などがありました。さらには少年たちの尻ポケットには切り出し小刀や肥後守、そして重燐マッチが収まり、遊び道具を作り出したり、腹が空いたら柿の木に登って柿の実を切って食べたり、落ち枝を薪にして火を起こして、カエルや鮒、鯉の腹を割いてから焼くなどして空腹を満たしていました。 これが前述した事件以降、国民的刃物追放運動として刃物と人の溝を拡げる事になりました。 これが今日の日本の刃物に対する認識を、偏向させた原因だと思います。 ここで気になるのが、アメリカやカナダなどアウトドアアクティビティの盛んな国以外の欧州諸国、日本と距離的に近く、にほに文化的な影響力を与えた中国や韓国などでは、ナイフや刃物に関する国民の意識、法的規制がどの様になっているのか気になります。 当地の刃物事情、ナイフに対するイメージに通暁した方のアンサーに期待する処です。 処で質問者様は故C.W.ニコルさんはごそごそでしょうか？ニコルさんは北極探検隊のメンバー、エチオピアの密猟監視レンジャー、プロレスラー、その他数々の経歴をお持ちですが、幼少時からナイフの扱いをご家族から学び、ナイフに関する造詣の深い方でした。 自然観察ヲタクでアウトドアアクティビティの大好きな初老のオッサンも、我が家の子ども達には小さい頃にビクトリノックスのキャンパーを与えて、ナイフの使い方を教えました。 そのニコルさんが、ある方との対談で刃物規制に苦言を述べながら、日本におけるナイフの有用性のためには、ナイフの所持や使用を規制するよりも、ナイフを凶器として使った場合の刑罰を強化する事を解いていらっしゃいました。 この考えには、初老のオッサンも大賛成です。 質問者様は、どの様に思われますか？