ID非公開さん
2022/6/28 8:00
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受験古文、読解の質問です。
受験古文、読解の質問です。 勅使、「日暮れぬべし。いといとびんなきことなり」と言ひければ、「参るまじき。かく、そのよしを申せ」といふ。御使驚きて、ゆゑを問ふ。発心集 「そのよしを申せ」という発言は僧が勅使に対して言っているのですか?「とても不都合であるとは何だ、その事情を言え、」ということでしょうか?
調べたところ「帝に」申し上げよ、ということのようです。 どうやって気付けるのか教えて下さい。ちょっと無理がありませんか?
文学、古典・131閲覧
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>「そのよしを申せ」という発言は僧が勅使に対して言っているのですか? そうです。 >「とても不都合であるとは何だ、その事情を言え、」ということでしょうか? いいえ。 「参上することはできない。 このように(=「参上することはできない」と)、その旨を(帝に)申し上げよ。」ということです。 >調べたところ「帝に」申し上げよ、ということのようです。 >どうやって気付けるのか教えて下さい。ちょっと無理がありませんか? 「勅使」が僧に、「日が暮れてしまう。(遅く参内するのは)とてもとても不都合なことだ。」と言ったところ、 「僧が」勅使に、「参内できない(または、参内しないつもりだ)。参内できないと、その旨を帝に申し上げよ。」と答える。 そこで「御使(=勅使)」が驚いて、僧に、「ゆゑ(参内しない理由)」を問う。 このような流れです。 交互に会話しているだけ。 「帝に申し上げる」というときには、「奏す」という「絶対敬語」を使うことが多いです。 でも、そうでない場合もあります。 ここは、重病でうんうん唸っているはずの帝の枕元で、 帝本人に向かって、勅使が、 「あのねーっ、呼ばれた坊さんですけどねーっ、来られないんですってーっ」 と怒鳴ることは想定されていず、 帝の病気平癒の祈祷のためにこの僧を呼ぶことに決定した「宮中の人々に」、 「お呼びの僧は参上できなくなった」という「旨」を申し上げよ、 という意味です。 その現代語訳では、「宮中の人々」と言うべきところを、 簡略化して、なのか、「宮中の代表者は「帝」だろ」という意味なのか、 なんらかの省略があって、「帝に」と補っていると思われます。
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このスレも参考にしてください。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10260347285?__ysp=5Y%2Bh5a6f このスレでも、下の人は、頓珍漢な回答をしています。
質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。
お礼日時:6/28 10:57