美術作品、とりわけ絵画における芸術的評価や価値についてお尋ねします。

美術、芸術 | 絵画64閲覧

ベストアンサー

0

ThanksImg質問者からのお礼コメント

「絵画は表現」だから、そこに価値があるということがよくわかりました。 投機の対象としての絵画と芸術としての絵画は分けて考えるべきなのですね。 詳細なご回答いただき、大変ありがとうございました。

お礼日時:7/6 17:17

その他の回答(2件)

1

簡単な話からすれば・・・ 数年前に雑誌の付録で浜辺美波さんのサイン入りカレンダーがあったのですが、サインと言っても印刷ですし、別に入っていても入っていなくてもいいんじゃない?と思って買いませんでした。 しかし浜辺美波さんの写真集を数冊購入すると、直筆サインが直接貰えるというのにはちょっとこころが動きました。 もちろん購入しませんでしたけど、要はそういう事です。 自分は若い頃に工房でシルクスクリーンの摺師をしていました。 シルクスクリーンといってもただの印刷です。 摺師が手で摺る場合もあれば、機械が摺る場合もあります。 仕上がりは区別がつきませんが、摺師が手で摺った方がなぜか有難がるわけですよね。ちなみに摺師の摺り代金は材料費の10倍が相場でした。 自分はCGが誕生した時からCGにも関わっています。 当初はネットも発達してきたので、国内最大手のプリンタメーカーさんが、子会社をつくってアーティストの作品をネットで注文を受けてプリントアウトして販売するということを始めました。 自分も依頼があって作家契約をしました。 しかしまだ当時はネットで買い物をするという習慣がありませんでしたし、家庭用プリンタも普及し始めたので・・・当然失敗でした。 プリンタが誕生する前から美術家をやっていますけど、カラープリンタが最初に誕生したのが確かCANONので2千万円くらいしたと思います。当時は自分はテクニカルサービスのバイトもしてたので、そのカラープリンタで作品を制作したこともあります。 カラープリンタが庶民のものでない時は良かったのですが・・・ つまり誰にでも簡単に出来ることに人々は価値を見出さないわけです。 そしてここが肝心です。 実は色はどんなに技術が進歩しても再現出来ないです。 写真の仕事もしてた時があって、絵画や美術品、骨董品のカタログ撮影もよくやってました。 美術館の企画展に行って、先に図録を購入してから原画を観てみてください。 全く色が違うので驚くでしょう。 絵画は平面ですが、実は筆のタッチがあるので必ず光の加減で陰が出来ます。それによって色が変わるのはもちろんのこと、一度データ化してプリンタ・インクで元の色が忠実には再現出来ないわけです。あなたがいま観ている画面もみんな同じではないですし。インクと絵具も違いますし。 ジークレーという高性能のプリンタが版画のジャンルとして確立しています。実際に何十回もそれで版画制作をしましたが、プリンタが高性能になればなるほど、不思議なものでその個体に個性が出てしまいます。このプリンタはYが少し強いとか・・・ 写真の仕事をしている時に、人間国宝の茶碗を撮影した事がありました。 茶碗なんて100均で買っても同じでしょ?と思っていましたが・・・一度その茶碗を見たらなぜだか目が離せなくなりました。心が震える、タマシイが震えるという経験を初めてしました。 もちろんそれを図録にしても、何もそんなものは感じないですし、3Dプリンタで再現しても何も感じないでしょう。 絵画は原画で観ないと意味がない これはこれからもずっと同じです。

1人がナイス!しています

専門的で深い知識をお持ちの方にご回答いただき、ありがとうございました。原画と全く同じ色を再現することは技術的に不可能ということがよくわかりました。