ベストアンサー
山南敬助の署名や手紙などに「三南敬助」と書かれていた古文書が発見される前までは「山南」は小説や創作物で「やまなみ」と呼ばれていましたし、史実上も「山南」は「やまなみ」と呼ばれていたのだろう、と思われていました 「山南」と書いて「やまなみ」と読む史実上の人は見当たりませんが、「山南」を「やまなみ」と読む名字や地名もあれば「さんなん」と読む名字や地名もあるようです 「やまなみ」と読む名字なり地名は山梨県、「さんなん」と読む名字地名は岡山県や兵庫県などに散見されます いずれにしろ仙台藩の武家で「やまなみ」とも「さんなん」とも読む「山南姓」は幕末当時の記録にはなく、一種の偽名ないしは実は山南は正式な武家の生まれではなかったが故の名乗りだった可能性もあり、偽名または正式な名乗りでなければ、読み方をその時の気持ちで「やまなみ」としたり、途中から「さんなん」と読む事にしたのだとしてもおかしくはありません 幕末当時の武士は偽名変名他、いくつもの名乗りを持ったり、名乗りを変えたりするのは普通でしたので
質問者からのお礼コメント
大変勉強になりました。ありがとうございます。 BA以外の皆様も参考になるご回答ありがとうございました。
お礼日時:7/6 1:44