この問題のCについて質問です。 已然形と未然形の区別の仕方が分かりません。
この問題のCについて質問です。 已然形と未然形の区別の仕方が分かりません。 解説の波線部分についてですが、なぜ未然形だと、もし見たら という訳になり、已然形だと、見たところ、となるのか理解できません。 どう言った原理なのでしょうか…? 分かる方いらっしゃれば教えて下さると嬉しいです。よろしくお願いします。
ベストアンサー
古文単語の接続助詞「ば」には、二種類あります。 1, 「未然」を漢文の読み方で読むと、 「未だ然らず」=まだそうでない という意味です。 だから、「未然形+ば」の語法になっている「ば」は、 「順接「仮定」条件」と言い、 訳し方は、「もし~たら」一択です。 「未然(まだそうでない)」だから、「仮定(もしそうなったら)」と条件づけるのです。 2, 「已然」を漢文の読み方で読むと、 「已に然り」=もはやそうである という意味です。 だから、「已然形+ば」の語法になっている「ば」は、 「順接「確定」条件」と言い、 訳し方は、 ①「~ので、、~から(原因理由)」 ②「~といつでも(恒時条件)」 ③「~ところたまたま(偶然条件)」 の三択です。 「已然(すでにそうである)」だから、「確定」できるのです。 「見る」を接続させる場合、 1,「見る」の「未然形」=「見」を、「ば」に接続させて、 「見ば」とすると、 「ば」は、「順接「仮定」条件」になり、 訳し方は、「もし、見たら」になります。 「見る」という条件は、まだ成立していない、まだ見ていません。 だから、「今はまだ見ていないけど、もし、見たら」と「仮定」するのです。 2,「見る」の「已然形」=「見れ」を、「ば」に接続させて、 「見れば」とすると、 「ば」は、「順接「確定」条件」になり、 訳し方は、 ①「見るので、見るから(原因理由)」 ②「見るといつでも(恒時条件)」 ③「見たところたまたま(偶然条件)」 の三択になります。 「見る」という条件は、既に成立している、もう見ています。 だから、「見た」ことを前提として「確定」するのです。
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質問者からのお礼コメント
理解できました! 分かりやすい説明ありがとうございました。
お礼日時:7/5 9:55