そんなことはありませんよ。非常に優秀な生徒もいますし、実際、内部進学組みでその後、業績を出し大学教員に残る人もいます。知恵袋や大学内でも、たたかれることが多いのですが、問題は「一部の目立つ生徒や、自分の知っている範囲だけで判断する」学生や教員がいるということでしょう。悪いのは目立ちますし、とくにたたかれやすいのは、内部進学生は昔からの知り合いがいるわけで(先輩後輩も)、かたまることもあるし、目立つ、金持ちもいて鼻につくように感じる人もいる、仲間がいて情報が集まるのでうまく立ち回ってさぼるやつもいるなんてことでしょう。実際、統計的にいうと、総じて内部進学組みは学部にもよりますが、一般入試より特別良いグループの生徒の割合が高い、平均もまあまあうえ、一部にひどい学生がいて平均はさげるなんてことでしょう。これは一般入試で入るものより総じて良好です。AO入試や指定校推薦は、一般入試より平均的に劣るような感じですが、これも良い学生がいるばあいもあるわけです。
このようなことに関して、大学はまじめに追跡調査などを適宜行っているものです。そして、大事なことは統計上どうか?ということ。あとは特異例が多くないか?ということです。実際、退学率、成績の入学形態別の調査などは(学年別の推移など)行っていて、教員側も全教員は知らなくても大学運営をしているスタッフ(学部長、教務委員長、主任、入試委員長などの役職者)は知っているものです。
私自身、仕事柄早慶の教授とはよく話をしますが、内部進学生は優秀だし、大学院進学率は高く評判は総じてよいです(理系)。ただし、学部によってこのような評判は高くなったり、低くなったりします。
大学経営側や教学側(教員と考えてよい)は、色々な面で調査し、判断しているわけです。大学生は一般入試で入ってくる人は激烈な入試を勝ち取ったという自負があると思うのですが、教員側は入ってきた人に対して均等に教育をするのであって、そこで差をつけてはいけないということを学生が理解できないのかな?と思うこと。もちろん、さぼりには教員側はそれなりに対応し、よくやる学生には時間をかけて熱心に対応できますからそのくらいでよいのではないではないでしょうか?学生や教員にしても、一部の生徒で判断をするというのが非常に危険だということ(これは社会に出てからも製品開発で自分の思いや経験だけでは危ないわけです。まあ、統計処理だけに頼ると面白くない結果もでるでしょうが。。。)も知って欲しいと思います。
あと、現在、早稲田ではたしか、一般入試で入っている人は72%くらいという統計結果を先日聞きました。慶応は失念しました。文科省のしばりで、成績評価を伴う入試形態の生徒を50%未満(以下?)にしてはいけないとしばりがあるのです。この72%はそんなに低いわけではなく、東京以外の有名私大で60%程度や50%程度のところもあります。これは指定校推薦などで相当数を確保しているということです。これよりずっと高い数値です。
もうひとつ、早慶の中学入試などを勝ち取った人たちは相当実力がある人も多いということ。中学入試なんてちょっと大人でもとけないような問題もありますしね。。。それがいいかは別として。
あと、一般入試だけでは偏差値が下がるので、それいがいの安定した入学者をかくほしたいということ。金持ちで大学にも寄付金をはらってくれるありがたい(理事側から見て)親をもつ学生をいれたいというのが、大学も幸せだし、一般入試の学生にもしあわせであるということ。つまり、100万円寄付してくれる親がひとりいれば、それを原資とし困っている優秀な学生の奨学金が賄えたり、全学生が使う施設の原資となるということは簡単にわかりますよね。一般入試で入る方でも、寄付はしてくれる人もいますが、内部進学生のほうがこの率は高めです。すごく高額な寄付をしてくれる人もいます。あと、一般入試でも地方の有力な社長の子弟は大歓迎なわけです。
では