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公孫竜の「名家」で出てくる「白馬は馬にあらず」という詭弁について、噛み砕いて...

gou********さん

2010/9/2313:46:11

公孫竜の「名家」で出てくる「白馬は馬にあらず」という詭弁について、噛み砕いて説明してください。よろしくお願いします。

補足名家はこの詭弁によって、相手を撹乱させるという戦術なのでしょうか??

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ベストアンサーに選ばれた回答

san********さん

編集あり2010/9/2317:58:26

「馬」というのは単純に動物の「馬」の意味ですが、「白馬」というのは「白」という色と「馬」という動物が組み合わさったものなので「馬」とは違う、という意味です。

もうすこし簡単に言うと、「白馬」を見て「馬」という人がいるが、ではその人は全ての「馬」を見て「白馬」だというのか?と言えば言わないと思います。
白い馬や黒い馬、茶色い馬等、いろいろな馬がいるからです。
「馬」=「白馬」にならない、ということは逆に「白馬は馬ではない」という結論も成り立つ、という詭弁です。

本来は白馬は馬の一種なので、「白馬」と「全ての馬」は同等にはなりませんが、「馬」には変わりません。
単語の概念をすり替えて相手を煙に巻く詭弁です。

韓非子など、公孫龍子以外の諸子百家は
「それなら白馬に乗って関所を通ってみろ。馬の通行税が取られたら馬だ、取られなかったら馬では無いことを認めてやる」
と言い返しています。

補足に対して;
本来、名家が主張したのは「名」と「実」をはっきりさせることです。
「名」とは名称とか言葉が表すもので、「実」はそのものの本質です。

周王朝の権威が落ち、上にいるべきものが上に居らず、下にいるべき者が上の地位を侵しているため、礼が廃れ世の中が乱れている、というのはもともと孔子の考えです。
そのため孔子は儒学的な君臣関係、親子関係をはっきりするべきだと称えました。
名家の考えも出発点は共通しており、名実を正す、名分を正す、というのが目的です。
その結果、極論が登場し、名称と実物の乖離がおこり、結果として詭弁家と見られたり、単なる弁論技術として利用されるようになりました。

かく乱する戦術として生まれたのが名家の論法ではなく、名家の論法や考え方が戦乱時代の弁舌家に注目され、場合によっては利用された、という方が正しいと思います。

質問した人からのコメント

2010/9/26 03:06:19

成功 いつも明確な回答ありがとうございます。中国史は奥が深く、単細胞な私には難しい面が多々あります。またご教授願えたら幸いです。

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