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田堵と名主について

kot********さん

2010/11/2120:07:56

田堵と名主について

1年契約の田堵が、実質その契約が繰り返され、名主となったと理解しています。
寄進地系荘園において、国司からの干渉を避けるために、名主や郡司は権門盛家に寄進したと、、、。
でも、名主の耕す土地はもともと1年契約で国司から貸与されたものだから、いわゆる土地の所有権はなく、
勝手に権門盛家に寄進することはできないと思うのですが、いかがでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

ohi********さん

2010/11/2522:54:44

荘園(未開の原野を開発した場合もあれば,荒廃田になった口分田を再開発した場合もある)と公領(国衙領;公地公民制の原則に基づけば本来は全て公領であるが,荘園との関係で言えば荘園以外の田地であって,かつての口分田が主体)の区別を理解できていないから,質問にもなっていません。

>1年契約の田堵が、実質その契約が繰り返され、名主となったと理解しています。

1年契約というのは,あくまで公領の請負耕作(請作)であって,9世紀以降に戸籍・計帳の作成が形骸化して口分田の班給(班田)が不可能になってしまった無主田に対してです。この場合の田地はもちろん公領です。“田堵から名主”というのはケースバイケースであって,そういう例はあっても,全てがそうであるとは決して言えません。

>寄進地系荘園において、国司からの干渉を避けるために、名主や郡司は権門盛家に寄進したと

「名主や郡司」=(これも理解が誤っており,名主や郡司“クラス”の有力農民とすべきです)が藤原氏などの権門勢家(盛家ではありません)寄進したのは,あくまで自らが開発・再開発した田地であって,この田地は狭義の公領(国司の配下の田地)とは区別すべきです。“開発領主”という言葉を,ご存じですか。


>でも、名主の耕す土地はもともと1年契約で国司から貸与されたものだから、いわゆる土地の所有権はなく、勝手に権門盛家に寄進することはできない

上記の私の説明を正しく理解すれば,この文章は矛盾しており,全く意味をなしていないことが分かるはずですが。

質問した人からのコメント

2010/11/26 08:40:01

目からうろこでございます。
ありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

Aoさん

2010/11/2300:06:14

有力農民は在庁官人として国衙で働くようになりました。そうしているうちに、在庁官人が国衙の実権を握るようになりました。
こうなると、彼らは公領であろうとも好きにできるわけです。なんせ、公領を管理する国衙の運営を自分で行っているから。
こうして、公領でありながら寄進し、そこから利益を得るのです。
また、国司は大抵そんなに身分が高くないので、権門盛家の荘園に手出しができません。逆に、取り入る為に不輸の権などを与えるものさえいました。

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