公立中学生のための「進研ゼミ中学講座」のうち中1・中2の課程については、かなりゆっくりめの進度で無駄もやや多くなりますので、わざわざ受講するまでもないかと考えています。一方、「進研ゼミ(難関私立)中高一貫講座」は、やはり中学受験を経験した層を対象にしているだけあって、教材等に目の肥えた保護者に耐えうる教材を提供しているように感じます。受講料に見合ったコストパフォーマンスも優れているかと思います。定期テスト対策については、「中学講座」の教材を流用していますし。
「中高一貫講座」について、数学については、中1の段階で中2まですすむ進度になっています。『体系数学1 代数編/幾何編』を教科書として、これの確認・演習として使用するという手もあるかと思います(「体系数学タイプ」を選択)。
ただ、小6のお子様としてはちょっと難しいところがあります。小5の12月からの4ヶ月間で『とってもやさしい数学 中1/中2』について一通り終わっているということが1つの条件になってくるかと思います。
レベルについては、「難関ハイレベル」コースのほうで、『チャート式体系数学』の水準かなぁと考えています。講座名の前に、「難関私立」というネーミングがついていますが、実際は中堅から上位の私立中学生が多く受講していますので。
英語については、中1の段階で中2の前半までの内容で、これも中1英語をざっくり終わっていれば、それほど厳しいものではないと思います。『スタートでつまずかない中学英語』(くもん出版)を1冊仕上がっているレベルがあれば十分かと思います。
中2「難関スタンダード」でおよそ公立中学3年間で学習する内容を終えることができます(結果、数学と同様2年飛び級になります)。
理社については、付録という形での対応のようです。中学に進学して、中1・中2の段階では学校の授業と定期テスト対策が中心になりますので、今の段階は中学入学後の定期テストに向けた教材をもらっておくということになるだろうと思います。
あとは、習い事等により時間が限られていると思われますので、英数を中心に時間をやりくりしてもらえればと思います。十分に時間のやりくりができているのなら、「中高一貫講座」はやりすぎではないと考えています。
なお、Z会については、eihanakoさんも書かれているとおり、「中高一貫コース・トップレベル」以外については、それほどレベルも高くはないように思います。