過去に執着しやすい人にはどんな傾向がありますか? 良い思い出にも悪い思い出にも執着しやすく、懐かしんだり後悔したり、寂しくて思ったり怒ったりします。
過去に執着しやすい人にはどんな傾向がありますか? 良い思い出にも悪い思い出にも執着しやすく、懐かしんだり後悔したり、寂しくて思ったり怒ったりします。 特に小さかった頃の家族との良い思い出を思い出すと、懐かしさや恋しさ、あの頃にはもう戻れないんだという思いにかられ、すごく悲しくて辛くなります…。 皆さんはどうですか? 私と同じ人いますか? 私は精神的におかしいでしょうか? ただ自立したくない子供なんでしょうか? 良くも悪くも過去に執着しやすい自分が嫌です…。
非常に分かりやすいご回答ありがとうございます。 過去の葛藤や傷が未解決だと現在に問題が起こるっているのはわかる気がしました。 私は中学時代に未練や執着があり、もっと努力して勉強すれば楽しい学生生活が送れたのに…という後悔があります。 努力せず楽する事を選んだ自分が悪いのに、勉強できない事への劣等感が強く恥だと思っています。 30歳になった今でも、その劣等感から解放されません…。 アドバイス頂けますか?
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ベストアンサー
あなたは精神的におかしくもなければ、自立したくない子供でもありません。 ひとが過去に執着するのには必ず理由があります。 端的に言うと、それが自分の中のなかで過去の未解決な問題で、 これを我々精神療法家はよくUnfinished homework、Unfinished businessなどと 呼びますが、つまり、家庭環境や、置かれていた状況など、 なんらかの関係で、それについてまだうまく心の整理がついていなかったり、 そこに葛藤があったりすると、そこに執着が生まれます。 たとえば、幼少期に良い経験をしていた人が、何らかの理由で (両親の離婚、親との死別、親の大きな病気による 交流の極端な減少、経済的な問題による家庭環境の大きな変化、など、 はっきりとした理由がある場合もあれば、そうでない場合もあります) その流れが突然断絶してしまったり、性質が変わってしまったりすると、 その人はその良い経験に対する喪失を経験することになります。 その喪失体験がうまくできる場合もあれば、できない場合もあります。 最初の問いについてですが、つまり、「過去に執着しやすい」人は、 過去に未解決な問題がある人、と言えると思います。 そういう未解決な問題があると、今の生活のなかで経験した ネガティブなできごとについても気持ちの切り替えが難しかったりしますが、 その根本は過去の問題に起因しているので、それについて心の整理がついたら、 現在の情緒体験もずっと楽になります。 と、このように書くのは簡単なのですが、実際に心の整理をするとなると、 それにはかなりの時間と努力が必要になります。 そして、自己分析にはどうしても限界があるので、 もしできたら、心理カウンセリングをお勧めします。有資格者がいいと思います。 毎週50分間、判断や批判や意見の押し付けなどない安全な治療関係で、 じっくりと話を聞いてもらいながら、ときどきガイドをしてもらい、 洞察を深めてゆく、という心理カウンセリングは、 専門的には、修正感情体験(Corrective emotional experience)と呼ばれる経験で、あなたのケースにはとくに有益だと思われます。 補足: 補足説明、ありがとうございます。 学生時代にもっと勉強していたら、という未練は決して珍しいものではなく、 ここで大切なのは、今考えてみて努力して勉強することが足りなかった、ということ そのものよりも、どうしてそうできなかったのか、についてゆっくりと考えてみるのが いいかもしれません。というのも、我々人間の行動には必ず理由があり、 あなたが、十分に努力して勉強できなかったなら、そこには必ず理由があります。 そうできなかった理由です。中学生というのは、とくに繊細な時期であり、 まだ子供であるので、そこには大人が思うほどの選択はありません。 「努力せずに楽することを選んだ」とお思いかもしれませんが、 本当に「選べたのか」は、分かりませんよ。そして、選択があまりなかった、 つまり実はLazyだったわけではないので、それがあなたの責任、というわけではありません。 その辺をよく考えてみるのがいいかもしれません。 中学生は、優等生も劣等性も「不良」も「平凡な子」も、 みんな本当に一生懸命生きているように感じます。サバイバルです。 それがどんな形であっても、どんなライフスタイルであっても。 ときどき自分がクライアント(患者)にいう言葉で、 "You are not responsible for who you are, but you are responsible for what you are going to be." 「あなたが(今の)あなたであることに責任はないけれど、あなたがこれからどうなるかは、あなたの責任だよ」 というものがあります。
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質問者からのお礼コメント
更に詳しく説明して下さりありがとうございました! 確かに過去は変えられないけど、私は過去に対する気持ち(認識?)は変える事ができると思っています。 一つの出来事も捉え方でその後の人生は違うものになるかも知れません。 もしマイナスに受け止めてしまえば、それがトラウマとなり、その思い込みに人生を振り回されてしまうかも知れません。 だから、私は過去を振り返る事は大切だと思います。 お二人共ありがとうございました!
お礼日時:2011/4/15 16:08