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「小股の切れあがった女」とはどんな女か?

iit********さん

2011/8/2011:10:38

「小股の切れあがった女」とはどんな女か?

または、「小股」とはどこを指すか?という質問です。
これは、五十年来最も話題になった日本語だそうで、多くの説があります。たとえば山田美妙の「日本大辞書」には「もみあげの異名」とあるが、用例が書いていない。「角川古語大辞典」には、「小またのきれあがったふっくりとした上かい」の用例(春情優美人形)をあげ、女性器の割れ目の形態をいっているが、「小股の切れあがった女」という語意の一般化にはできない。
幸田露伴「五重塔」では「股の切れ込みが深い」(ただし、男の描写)。
その後、この表現は「色っぽい女」のほうにばかり偏り(高島俊男「せがれの凋落)、主観的解釈にばかり頼ってきたようです。

「小股の切れあがった女」および「小股」の意味は?ちなみに、雑誌の座談会で坂口安吾、太宰治、織田作之助がこの言葉を論じ合いましたが、けっきょくわからずじまい。
自分でも資料にあたって調べたいので、ご回答には出典、用例をつけてくださるようお願いします。単なる主観による答えは不要。
まったく根拠の提示されない、意見ともいえないレベルの「説」が多いので。

補足「大言海」は出典に非ず。質問事項の並列は、混用された例が多いため。「五十年来」は引用で、数字は本題ではない。高島俊男「せがれの凋落」。座談会は昭和31年「文芸・太宰治読本」所載。他に求めている説明も同レベルで、答えるに値しない。馬鹿馬鹿しい上記と、出典などのない答えは論外、ただ康隆さんの説明は初見でよかった。無知なままそのレベルで人に絡んではいけない。

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ベストアンサーに選ばれた回答

red********さん

2011/8/2012:37:57

私自身は、江戸時代の浮世絵などの印象から考えて、股を腰の位置が高く(足が長く)、張り出した腰から長い足がすらりと伸びた後ろ姿の印象で捉えています。 広辞苑にもある「粋な」という形容からしても、あまり色気を曝け出しているような様子とは思えず、また特定の部位の部分的な美しさを評している言葉とは思えないからです。「小股」の「小」は「小気味いい」「小じゃれた」というように抑制を表す接頭辞と取っています。

いい機会ですので、この関係に詳しいと思われる方の著述などを幾つか拾ってきました。
まずは歌舞伎俳優片岡秀太郎さんのブログから。
『簡単に言えば、足の親指が長いと云うことです。京の着倒れ、大坂の食い倒れ、そして江戸の履き倒れで、江戸は足元の美しさを、非常に大切にしました。殊に辰巳芸者などは足袋を履かず素足で人気を博していましたし、江戸の人は下駄や草履、特に足袋には気を遣っていました。人間の「股」と云うのは股間のことで、「小股」と云うのは足の親指と高指の間を指します。小股が深いほど指が長く、粋でカッコイイと思われていたのです。と云うわけで、「小股の切れ上がった良い女」と云うのは、足の指の長い粋な女と云うことで、何故か男には使いません。』

女性に関する漢字とことばの意味から。
『すらりとした、また、きりりとした、いい女の形容。「小股」が何をさすかについて、永井荷風によれば、「上流の婦人また良家の子女」には「小股が切れ上がった」とはいわないので、町の芸妓などがしどけない姿でいるのをいうのだ、ということになる。』

庄内拓明 (しょうない たくみょう)氏ブログから。
『「世界で一番受けたい授業」 という番組で、「小股とは、足の親指と人差し指の間」 だと言っていたらしいのである。
しかし、日テレには申し訳ないが、この説は甚だ怪しいのだと指摘しておこう。上述した私のページをご覧いただければわかるが、私は 「小股とは、足の親指と人差し指の間」 というのは、「和装・足袋業界の専門用語に過ぎない」 とする立場である。
確かに、足袋などの股を 「小股」 というらしい。しかし、それが唯一の 「小股」 というわけではない。「小股の切れ上がったいい女」 という場合の 「小股」 とは、別のものと考える方が自然である。』

「新版 すらんぐ 卑語」暉峻康隆 勉誠出版 2010から。
『小股が切れ上がる:小股の「小」は「小意気」「小気味が良い」など語調を整えるとともに可憐な感じを出す接頭辞。
股は平安時代の辞書「和名抄」(934)にあるように腿と腿の間であり、小股の切れ上がったとは腿と腿の間がより多く切れ上がっているということ。この言葉が後期江戸ことばとして生まれる前に前期上方で「すまた切あがりて大男」が西鶴の「本朝二十不孝」(1686)に見られる。す股の「す」は素肌の素でまたそのものを指す接頭辞である。要するに足の長い男、という意味。
これが女になると素→小になる。つまりおしりの位置が高く、すらりとして裾さばきがもたつかない感じの女を「小股の切れ上がったいい女」という。』

『女芸者の時代』 岸井良衛 青蛙房 昭和49年から。
小股(こまた)の切れ上がった…小股については諸説がある。
一説は、足の指の股だという説。足の指が長い形で、素足の美しさ。もうひとつは、足首の後ろのアキレス腱のところが、締まって筋立っている様子で、これも足の美しさをいう。転じて、見るからにシャキとして、イキないい女のことを 「小股の切れ上がったいいおんな 」 と言う』

『小朝の落語塾』 春風亭小朝(著) 「対談 藤浦敦×春風亭小朝 本当の江戸言葉はこれだ!」から。
『藤浦:小股も大股もないんだよ。ただ女だから小股と言っただけの話。
小朝:では小股というのは部位としてはあくまで股ですか。足の指とかそういうことじゃなくて。
藤浦:そう。だから股が切れるようになると、日本一の花魁になるわけだよね。
小朝:花魁の言葉ですか。廓(くるわ)の言葉。
藤浦:それが転じて、女で、例えば、大名の奥方が小股が切れ上がってるとは言わない。三井とか鴻池(こうのいけ)、ああいうところの奥様が小股が切れ上がってるとは言わないわな。やっぱり言ったら失礼だからね。一般には、芸者とかね、こういう女に使う言葉なわけだから。 だから小股が切れ上がるっていうのは、散々苦労して、いろんな一通りの学問から勉強から、男を手玉にとることまで全部卒業しているっていうことだね。』

字数いっぱいなので、まずこれまで。

質問した人からのコメント

2011/8/20 19:15:37

片岡秀太郎のブログは、その世界の用語の一般化された意味にとるのは、よほどの歴史的根拠の提示がないと危険。この点、床内拓郎さんに一部同意見。「小股の切れ上がる」の出典は、調べた範囲では「-た、水気たっぷりの銘婦人」(小袖曽我薊色縫)。一般的な用法は、このへんからでしょう。

ベストアンサー以外の回答

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bur********さん

編集あり2011/8/2011:29:58

「小股」とは、足袋の親指と他の指の間を言います。
着物通は、足袋も自分サイズに誂えるので、足に添い、小股がぴしっと切れ上がり、昔は美人の条件とされました。
生活もある程度豊かで、細部にまで行き届いたおしゃれができる。。。行き届いた心遣いができることの現れでしょうか。

出典や用例は知りませんが、着物で生活する祖母や母から嗜みとして教えられました。
本でしたら、小説家の立原正秋さんの一冊の中にそういう一文があったように記憶しています。

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