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日本人の歌手はほとんどが喉声と聞きました。 喉声って喉を壊しやすい悪い発声の...

sab********さん

2012/1/3114:37:59

日本人の歌手はほとんどが喉声と聞きました。
喉声って喉を壊しやすい悪い発声の典型ですよね?
何故J-POPのアーティストは悪い発声ばかりなのでしょうか?

また、喉声の判別法とかもあるんですか?
私個人は邦楽を特別に好んで聴くわけではありません。
なのでバシバシと忌憚のない直言で教えて下さい。


ちなみに、下記の横隔膜を使った歌い方と腹式呼吸は違うものですか?
よく腹で歌えと言われてるのに、歌手が喉声ばかりっておかしいですよね。
ttp://motoyahama.web.fc2.com/lesson.html
(以下引用開始)
最近はいわゆる「のど声」で歌う歌手ばかりですが、
これは日本だけの異常現象です。声帯ををリラックスさせ、
横隔膜を使って発声するメカニズムを理解することによって、
驚くほど楽に響く声が出ます。

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ベストアンサーに選ばれた回答

t28********さん

編集あり2012/2/106:16:22

確かに日本のポピュラー歌手の殆どが喉声です。発声の専門家も指摘しています。

主な原因は西洋音楽の歴史が浅いこと。聴衆の耳が成熟しないうちに商業主義が強くなり、未熟な歌手で占められてしまったこと。そして何より日本語の言語特性でしょうか。


西洋の言語の多くは、単語を次々繋げ(同化させ)ながら流れるように喋り、ストレス(強勢)のある音節では息の勢いでより強く・長く・高く発音しています。自然と喉は開き腹圧でスムーズな息の流れを作ってフレーズ単位で喋ります。

一方、日本語はモーラリズム言語という音声学的には特殊な言語で、モーラ(拍)と呼ばれる独特な単位を持っています。例えば俳句の五七五は5+7+5の17モーラで、このモーラ特性があるから成立しています。また日本語には西洋言語的なフレーズ感はないので、1~数モーラの空白を開けることで文を区切ります。
モーラ1つ1つの時間的長さはどれも同一な上、音の高低がある以外は緩急も強弱もありません。日本人は1音1音を喉元の浅い息で平板に喋るので、西洋人には機関銃のように聞こえるそうです。

つまり日本人は日本語の特性上、西洋音楽では悪い発声とされる喉声の癖を付けてしまうのです。当然プロの歌手は相当な努力と才能が必要で、正しい指導で長年基礎を積んで喉声を改善しなければなりません。しかし、殆どのポピュラー歌手はまともな基礎もないまま歌っています。


そもそも西洋の専門家が指摘するには、多くの日本人が大好きなのは喉を締め上げていかにも頑張っていますという声であり、喉を硬くしたり、押さえたり、詰めたりして力を込めて出した声を立派な声と思う傾向があるそうです。
力で出した音は音響学的にはノイズの多い割れた音で、音楽には向かず耳を疲れさせるのですが、日本人はそれが正しい音だと思い込んでいるのです。

こういった喉声・喉締めでは1音ごとに喉や胸郭を力ませて声を絞り出しますが、これではベタベタ音を並べてるだけで横の繋がりがなく、淀みない流れるような歌声にはなりません。
欧米では「日本人はレガートができない」「レガートの美しさを感じない民族」などと言われています。日本人の音感に対する婉曲的な揶揄なのですが、実はこのレガートというのが音楽の最も重要な要素の一つであり、特に声楽では最も大切で生涯磨いていく技術と言われています。本来レガートは音を「繋げる」という意味を持ち、美しいレガートこそ良い発声の指標なのです。


その喉声を解消してレガートで歌う為に必要なのが「横隔膜の支え」と呼ばれるブレスコントロールの技術です。詳細はこちらを参照して下さい。
http://music.yahoo.co.jp/answers/dtl/1370122988/


楽曲は単なる音符の羅列ではありません。演奏者が旋律線に自然な一区切り(フレーズ)を設定することをフレージングと言います。棒歌いにならない為には、自然な抑揚が生まれるようフレーズを意識した演奏が重要で、ここで横隔膜の支えが活きるのです。

息は音符ごとではなくフレーズ単位で流します。ワンフレーズに一本の息です。フレーズ中は音高(ピッチ)が変わっても息を途切れさせず流し続け、その流れの上に歌声を乗せることで、芯の通ったなめらかな線を描くレガートになるのです。
息の流れに強弱や緩急を自在につけられるようになれば、より自由な表現が可能になります。支えがしっかりすれば、難しい高音域でも長いフレーズにして驚くほど伸びやかに歌えます。これこそ、歌が「息の芸術」と言われる真髄です。


このような横隔膜の支えで自由に制御された息の流れを作ることで、初めて喉声(喉頭や胸郭の力み)から開放されるのです。共鳴腔(喉頭)が開くことで声はよく響き、音が遠くまでよく通るようになります。歌を歌うのにどこも力ませる必要はありません。

少数ながら日本にもこのような本物のプロの歌い方ができる歌手はいます。息の流れ、音の繋がり、声の響きに注目して聴いてみて下さい。

夏川りみさん
http://www.youtube.com/watch?v=lvZRJ8lfex8
http://www.nicozon.net/watch/sm1983644
http://www.youtube.com/watch?v=VW8I9Z_grVU
http://www.youtube.com/watch?v=FbkCvTb4jLI
http://www.youtube.com/watch?v=jpx3jytKpFw

尾崎紀世彦さん
http://www.youtube.com/watch?v=pSQ7HpOkqhg
倍賞千恵子さん
http://www.youtube.com/watch?v=AcQNz2Z_f2E
http://www.youtube.com/watch?v=IMxupa1ZyGA
布施明さん
http://www.youtube.com/watch?v=X3O3mhInygk


最後に、一流の音楽家なら磨き抜かれた優れた発声、輝かしい歌声の歌手を容易に見抜くことができます。日本でも音楽文化が成熟するのを願うばかりです。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_09/g2006090116.html
http://youchoose.camelstudio.jp/theme/music/367.html
http://youchoose.camelstudio.jp/theme/music/519.html

質問した人からのコメント

2012/2/1 08:44:21

丁寧な解説ありがとうございます。
自分(日本人全般?)には今まで全くなかった観点で本当に目から鱗です。

ご紹介の歌手の歌声には圧倒されました!
特に夏川りみさんはマイクなしであの歌声!
歌唱力があるとは思ってましたが、こんなに凄い歌手とは知りませんでした。

ちなみに、挙げられたのは昔の歌手が多いですが、
今は夏川りみさんくらいしか良い発声の歌手は居ないんですかね。
日本でもこういう歌手が増えればいいですね。

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giemuuさん

2012/1/3117:37:39

腹式呼吸と腹式発声が違うのです。


発声は声帯を使うのでその時にも可能なかぎりリラックスさせると腹式発声になります。

腹式呼吸では喉は締めてなくても、発声 歌うときには喉を締めている歌手が多い、といいたいのでしょう。

例えば声をどんどん小さくしていっても腹式発声ではビブラートが自然にかかり響くのでかすれたり消えたりしません。

最後はカラカラカラという音が響くだけです。

あとは口と舌の形を変えれば言葉になります。

いわゆるヒソヒソ声にはなりません。

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