ベストアンサー
古来から、フランス料理に代表される西洋貴族料理では食事・ワイン・デザート・コーヒーの後にシガーの時間があってワンセットのフルコースと呼ばれました。 つまり、脳の刺激ウンヌンの以前に、食事と酒とタバコは「合う」ってコトなんですよ。 なんで合うのか? 酒と食事は胃袋の活動のバランス。 酒飲むと胃袋が活発になるからね。 食事とコーヒー、食事とデザート、食事とタバコ、これは味覚のバランス。 味覚とは何ぞや? 突き詰めれば唾液のバランスでしょう。 食事の後でフルーツや甘い物で唾液を最大限に分泌させ、後味を変える。 コーヒーで口の中を改め、タバコの苦味でシメめる。 良く出来たフルコース料理は最初の食前酒から最後のシガーまで、いろんな所に波を作ったり整合性を持たせて計算しつくされているよ。 それで、なぜ食事の後にタバコが旨いかというと、そりゃ口の中が濡れているから。 乾いた舌は感度が悪い。 タバコの味と言うのは煙の粒子に含まれているわけだから、それ自体は乾燥した「点」なわけ。 乾燥した舌に乾燥した「点」を乗せても味覚を感じ難い。 舌と言うのは部位によって感じる味覚が決まっているからね。 濡れた舌に「点」を乗せると点は溶けて舌全体に広がり、甘み部分・苦味部分・辛味部分とせべてを感じる事ができるようになる。 だから食後のタバコは旨いわけ。 もうひとつ、甘い料理を食った後と辛い料理を食った後と、それらと混じってタバコの味が違うんだよね。 空腹の時の純然たるタバコの味とはまた違ってくる。 それが食後のタバコの醍醐味でもあるわけ。
11人がナイス!しています
質問者からのお礼コメント
迷いましたが、自分的には一番納得いく回答でした。ほかの皆さんもありがとうございました。
お礼日時:2012/2/3 22:31