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漢和辞典と漢字辞典

yuutu_bakaさん

2012/3/2116:09:04

漢和辞典と漢字辞典

高校で、漢和辞典を買って下さいと言われたのですが、
漢字辞典じゃ、だめなのでしょうか?
何が違うのかよく分かりません。

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回答数:
2

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ベストアンサーに選ばれた回答

fontomanieさん

編集あり2012/3/2118:46:52

漢字辞典は、新しく出来たもので、現代日本語の漢字表記に主眼を置いた“漢字情報辞典”です。
文字コード、常用漢字(音・訓)、人名用漢字などが中心です。

漢和辞典は、昔からあり、中国古典(漢文)を読解するための語学辞典に併せて国字・国訓も載せたものです。
故事成語などの解説もあります。
最近のものは上記漢字辞典的な情報も収めるようになっています。
『論語』や李白の詩を読むといった用途には、漢字辞典では対応できません。

「考」のもとの意味は“老人”、ひいて“亡き父”であり、“かんがえる”の意味に使うのは「攷」の代用である。
というようなことは漢字辞典には出ていないと思います。

というわけで、ビジネスの世界で文書作成の際に調べるのが目的なら、漢字辞典でOKです。
学校で古文や漢文などの学習にも使うということであれば、漢和辞典を購入してください。

お薦めは『大字源』(角川書店)ですが、コンパクトなものをお望みなら、『新版漢語林』(大修館書店)をお薦めしておきます。
『康熙字典』などで「有」が「月」部にあるのは『説文解字』の誤りによるものですが、「月(つき)」ではなく「肉」であることがきちんと書いてあります。
前者では「肉」部に移してあったと思います。
後者が最近のものに共通する扱いで、「水」部からサンズイを抜き出すとか、ニクヅキは全部「月」部に合併するなどの無意味なことをしているのは残念なことです。
『角川漢和中辞典』『新字源』も良い字書です。
漢字で引く国語辞典に堕していません。
前者では「迷」の説明に“誤った道を行く”という意味がきちんと書いてあったと記憶しています。
訓読みは「まよう」ですが、“決断できない”という意味はありません。
某漢和辞典は字数を費やして日本語の「まよう」の解説をしていますが、それは国語辞典に任せておけばいいのです。
後者は最新版は見ていませんが、甲骨・金文・小篆の字形が、字解との関係で必要と考えられたもの以外はなかったように思います。
どちらも初版の時期がやや古いという事情があります。

質問した人からのコメント

2012/3/28 23:47:27

なんだか難しいですね。
他の方も回答ありがとうございました。
若干の違いがあるって言うか。根本的に違いがあるようです。
私の進学する高校は、電子辞書が禁止なので、困ります・・・・。
ともかく、ありがとうございました、

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

2012/3/2116:21:03

漢字辞典と漢和辞典の違いは、主に用途の違いです。

・漢字辞典…単字の意味を調べるのに使う
・漢和辞典…単字の意味と、その字から始まる熟語の用例を調べるのに使う

となっています。漢和辞典は、各単字(親字)の意味と、
その漢字を用いた熟語の両方の意味を調べることができます。
そのため、一般に用いられるのは漢和辞典です。

ついでに、現在最もよいとされている漢字辞典、漢和辞典を挙げておきますと、
漢字辞典では
・王力『古漢語字典』、北京:中華書局、2000年。 (但し中国語)
が挙げられます。また、最近中国から
・宗福邦 、陳世饒 『故訓匯纂』、北京:商務印書館、2003年。(但し中国語)
という書が出ました。これは淸代の『経籍籑詁』という書を更に拡充したもので、
単字の中国古代経典中での用例が網羅されております。
中国で買うと5000円ほど、日本だと1万5000円ほどです。

一方、漢和辞典は現在まで何種類も刊行されており、どの書が良いのか迷われる方も多いと思います。
漢和辞典の中で、一番用例数が多く有名なものとして
・諸橋轍次『大漢和辞典』、東京:大修館書店、1966年。
があります。よく分からない熟語が出てきた時に、第一に引かれるものです。
しかし、『大漢和』の用例は淸代の『佩文韻府』の孫引きであり、その出典は信頼に足るものではありません。
また、より簡略な漢和辞典としては
・小川環樹、赤塚忠、西田太一郎 『新字源』(改訂版)、東京:角川書店、1994年。
がよく用いられています。『新字源』は、簡略な漢和辞典の中では収録用例数が多く、
また単字の説解(解説)も行き届いており、巻末の解説も素晴らしい出来ですが、
その出典は『大漢和辞典』を孫引きしたものが多く、これも出典に関しては信用できません。
数年前、この出典を確認し、用例に訓読を施した『新字源』第二版を刊行する
という話がありましたが、まだ出版されていないようです。

現在最も信用できる出典を挙げる漢和辞典は、
・戸川芳郎監修、佐藤 進、濱口富士雄編 『全訳漢辞海』、東京:三省堂、2000年。 (但し用例数が少ない)
だと思われます。

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