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「解除後の相殺」について質問します。

my_********さん

2012/6/1115:57:04

「解除後の相殺」について質問します。

CBOOKには、「債務不履行によって契約が解除された場合には、解除前に相殺適状にあったとしても、相殺は許されない。」とありました。
有斐閣の判例六法には、「賃貸借契約が賃料不払いのため適法に解除された以上、たとえその後、賃借人の相殺の意思表示により右賃料債務がさかのぼって消滅しても、解除の効力に影響がない。このことは、解除の当時自己が反対債権を有することを知らなかった場合でも異ならない。」 とありました。(最判昭32.3.8)

質問① CBOOKの説明の「相殺は許されない」というのは、間違いですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

cul********さん

2012/6/1116:25:06

相殺するためには、相殺適状にあることが必要です。
相殺適状にあるためには、対立する債権が存在することが必要です。

Cbookの記述は、契約が解除された以上、その契約に基づいて生じた債権をつかって相殺することができないということだと思います。これは、一般には解除に遡及効があって、契約により生じた債権もなくなり、相殺適状を満たさなくなるからです。

これに対して、賃貸借契約は解除に遡及効がありません(620条)。
したがって賃貸借契約が解除されても、解除する前に生じていた賃料債務が遡及的になくなることが無いので、賃借人は相殺できることになります。

したがって賃貸借契約については解除後の相殺ができるけれども、売買契約等においては解除後の相殺はできないということになり,cbookの記述は誤りではないということになると思います。

質問した人からのコメント

2012/6/11 17:16:17

なんと説得力ある解答 ありがとうございます。たすかりました。うれしいです。

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