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Su-47ベールクト この空飛ぶ中二病戦闘機はなぜ幻におわったんですか?

nihon_ha_owakonさん

2013/3/2822:16:52

Su-47ベールクト


この空飛ぶ中二病戦闘機はなぜ幻におわったんですか?

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nandn1242さん

2013/3/3112:01:26

Su-47は正確には戦闘機ではなくその前段階の技術実証機に過ぎません。
現在日本でも製造が開始されているATD-XやアメリカのXシリーズ、YF-22、YF-23(これらはYナンバーが付いていますが事実上の実証機です)のようなものだと考えて頂くと分かりやすいと思います。

ただ、どちらかというとXシリーズよりは延長線上に実用戦闘機を見越したYF-22、YF-23、XシリーズのX-32、X-35に近い機体だと言えます。


Su-47はその真っ黒な塗装からか何故かステルス性能があるとかステルス機であるなどと言われる事もありますが、Su-47はステルス性については全く考慮されていませんし、スホーイ社自体もSu-47がステルス機だと発表したこともありません。

どこから広まった噂かは分かりませんが、第5世代戦闘機として売込みを行っていたためかもしれません。
Su-47が開発された80年代後期から90年代中頃はまだ第5世代戦闘機の概念は固まっていませんでした。
F-22も開発中でF-35はまだ各構想がJSFに統合化される前です。

Su-47も現行の第4世代機を超える次世代機だとのアピールで第5世代戦闘機としていたに過ぎません。



Su-47は前進翼による高い機動性を追及した機種です。

前進翼はその特性上、翼端失速を起こしにくいため通常の機種では失速が始まる低速域でも高機動が可能で、STOL性にも優れるという利点があります。

しかしその反面、通常の後退翼や現在のほぼ全ての戦闘機で採用されているデルタ翼などに比べ、主翼に強力な捻りが掛かりそのままでは破損する危険性があるためどうしても主翼構造を強化する必要があります。
その場合、他の戦闘機より無駄な重量増があるということになります。

また、前進翼ではデルタ翼に比べ翼面積が小さくなる傾向にあるので燃料搭載量なども必然的に少なくなります。
このため軍民含め前進翼が実用化されたのは小型ビジネスジェットのHFB320ハンザジェットのみです。

上記の前進翼のメリットである高機動性ですが、その後のフライバイワイヤの発達やカナード、推力偏向式排気口などにより既存のSu-27系列の機種でも十分可能になってしまった事がSu-47の存在価値を失わせてしまいました。
Su-47ではエンジンに推力偏向式排気口を備える予定でしたが、Su-27系列の機種でも三次元式の推力偏向式排気口は実用化されています。


また、Su-47が幻に終わったのはスホーイがエアショーなどでアピールしていたにもかかわらず、当のロシアで採用されていないために採用後は採用国で資金を出して実用機としての開発に移行する必要があり、どこからも発注は得られなかったためでもあります。



戦闘機はステルス性の追求にシフトし、ロシアでもすでにMFI、LFIとしてMiG-1.42などステルス性を考慮した機種の開発が進んでいましたし(これも結局中止)、Su-47の初飛行からわずか4年後には現在T-50が開発されているPAKFA計画が開始されたため、ステルス性の考慮の無いSu-47はロシアでの採用の可能性も無くなり、実証機のみしか存在しないことになりました。

ベストアンサー以外の回答

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編集あり2013/3/3110:08:51

そもそも、実用戦闘機になるようなモノではないです。


前進翼です。


そりゃあ、そのメリットもありますが、デメリットが多い。前進翼の実用戦闘機なんて存在しましたか?しません。やはり机上の空論でしかないのです。


米国のX-29と同じく、ベルクトは「実験機」です。


ロシア自身がベルクトが実用機ではないことを証明しています。なぜなら、本命として登場した次世代ステルス機がT-50だからです。ベルクトには似ても似つかぬ「普通のステルス機」です。もちろん、ベルクトで得た何らかのデータを活かしているかもしれません。しかし、ベルクトがT-50に発展したわけではない。


ステルス性能を追求するべき新世代機として、前進翼は無理があります。カナード、推力偏向ノズルなどと合わせて高い運動性能実現しても、ステルス性能に劣って目視外から先制攻撃されては全く意味がありません。カナードもステルス性能を低下させるものです。ベルクトも当初は「ステルス機」という触れ込みでしたが、ただステルス塗装を施しただけです。これで高いステルス性能を期待するのは無理です。


運動性能については、ロシアは昔から追求していましたので、その一環として前進翼を試してみたかったのでは?


ですので、ベルクトは中国のJ-20よりも酷いステルス機でしょう。J-20は、あのまま開発を続けても、一応は実用機にはなるでしょう。もちろん、F-22やF-35、T-50には遠く及びませんが。しかし、ベルクトは実用機に発展することも難しいはず。


その見た目から人気の高いベルクトですが、ロシアが前進翼のデータを得るために作った実験機で、ロシア軍もメーカーも、あれを実用機として実戦配備するつもりなど無かったはずです。

ls1100598さん

2013/3/2917:01:26

あれ、ほとんど前進翼の実験機なんです。制式採用はハナから意識してません。

アメリカの実験機、X-29みたいなもん。

他の機種と比べても、見るべきものは運動性能だけしか無く、ステルス性能に至っては皆無です。
このステルス全盛期に、それに逆行するような翼形を採用はしないでしょう。
ステルス性能のためなら、運動性能を飛躍的に高めるカナードすら忌避されるような時代ですから。

まあ、オイラこういう変態的兵器は大好きなんだけどね。
けど、これはイロモノ過ぎて制式採用はムリだろ。

編集あり2013/3/2919:36:34

ベールクトだったりベルクトだったりベルクートだったりスホーイだったり呼び方いっぱいありますよね^w^

消えた理由は大きく分けて2つあります

1つ、ステルス機じゃなかったこと
su-47はステルス性を備えていた と言われていますが、前進翼・カナード翼がついている時点でステルス性は失われます、またロシアはソ連時代からでステルス機などつくったことがなく、製造元のスホーイ社も「ステルス機だ」とは言っていません

2つ、資金不足w(これが最大の原因)
90年代以降にロシアは予算不足でMFI計画(I-90計画の一端を担う次世代戦術戦闘機の開発計画)が頓挫してしまい、MiG-1.44同様1機しか作れませんでした
またMFI計画が頓挫した1997年にはアメリカなどはもうすでにステルス機の開発を念頭に置いているため、ステルス機でないベルクートは資金不足によって波に乗り遅れてしまったためつくられなくなりましたとさ。
おしまい!

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