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行政事件訴訟法・・原告適格

dan********さん

2013/9/1708:46:30

行政事件訴訟法・・原告適格

テキストに以下のように記載されています。

法律上の利益を有する者として争いがないのは以下のような処分の相手方。

①不利益処分を受けた相手方。例えば、営業停止処分を受けた者
②営業免許申請を拒否された者や補助金交付申請を拒否された者

この記載事項は何が言いたいのでしょうか?文章を見る限り「原告適格」の成立要件を一部認めているというこうでしょうか?

解説・参考法令があれば宜しくお願いいたします。

補足早々に回答本当にありがとうございます。長文にわたる回答を読ませ手頂きました。わざわざ「裁判所」ですね。結局 ①②は原告適格として適用されない
ということでございますね。再度宜しくお願い致します。

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ベストアンサーに選ばれた回答

p_7********さん

編集あり2013/9/1712:55:59

(原告適格)
第九条 処分の取消しの訴え及び裁決の取消しの訴え(以下「取消訴訟」という。)は、当該処分又は裁決の取消しを求めるにつき法律上の利益を有する者(処分又は裁決の効果が期間の経過その他の理由によりなくなつた後においてもなお処分又は裁決の取消しによつて回復すべき法律上の利益を有する者を含む。)に限り、提起することができる。
2 裁判所は、処分又は裁決の相手方以外の者について前項に規定する法律上の利益の有無を判断するに当たつては、当該処分又は裁決の根拠となる法令の規定の文言のみによることなく、当該法令の趣旨及び目的並びに当該処分において考慮されるべき利益の内容及び性質を考慮するものとする。この場合において、当該法令の趣旨及び目的を考慮するに当たつては、当該法令と目的を共通にする関係法令があるときはその趣旨及び目的をも参酌するものとし、当該利益の内容及び性質を考慮するに当たつては、当該処分又は裁決がその根拠となる法令に違反してされた場合に害されることとなる利益の内容及び性質並びにこれが害される態様及び程度をも勘案するものとする。

長いですが、この条文をかみ砕いた物を言っていると思います。
ところで、「裁判」をする価値があるケースとはどんなケースでしょうか。実は「憲法」を学習する中で触れていると思いますが、よく思い出してみてください。(ヒント:「板まんだら事件」など)

1:法律を適用することで最終的に解決できる問題であること
2:実際に保護すべき価値のある利益があること

このうちの「2:」についてそのテキストは具体的な例を挙げているということになります。

行政事件訴訟法、特に処分や裁決の「取り消しの訴え」で「実際に保護すべき価値のある利益」とは何か?といえば、

・不利益処分が無かったら不利益を被らなかった→その前から持っていた利益を引き続き受けることができたはず
→営業停止処分を受けた
※つまり、この不利益処分が取り消されれば、『再び営業をすることが出来る』という「利益」が存在します

・不利益処分が無かったら利益を受けることができたはず
→申請を拒否された
→補助金交付申請を拒否された
※つまり、この不利益処分が取り消されれば、『申請を受け付けてもらえる』『補助金を交付してもらえる』という「利益」が存在します

こういった「価値のある利益」がある場合について9条で「処分の取り消しの訴え」や「裁決の取り消しの訴え」を提起する事が出来ると規定しています。

ラフな表現をするなら、

裁判所:「裁判所はヒマじゃ無いんだから、やっても意味のない裁判は起こしてくれるな」

と、いうことを言っているのです。

たとえば、ある飲食店が「営業停止処分」を受けたとします。ところが、その営業停止処分を受けた飲食店が自主的に廃業をして店舗を他の人に売却してしまった後になって、「営業停止処分を取り消せ」と言ったとこで、その主張が通ったとしてもその裁判の結果には何の意味もありません。お店はすでに「存在しない」のですから。
営業停止処分を受けた店主は気分的に「行政の鼻を明かしてやった」と鼻高々かもしれませんが、その程度の意味しかなく、「実際に保護すべき価値のある利益」は何もありません。そんなくだらないことに裁判所は付き合うほどヒマじゃないので、そういう人は訴えを提起できないのだと規定しています。


==========
補足について:

法律上の利益を有する者として争いがないのは以下のような処分の相手方。

①不利益処分を受けた相手方。例えば、営業停止処分を受けた者
②営業免許申請を拒否された者や補助金交付申請を拒否された者



え?「結局 ①②は原告適格として適用されないということでございますね。」という読解は日本語としておかしくないですか?

「法律上の利益を有する者」として「争いがない」ので、①も②も原告適格を「有する」のです。
「争いが無い」というのは、①も②も原告適格を持っているということについて「異論が無い」「反対意見が無い」という意味です。

ここでいう「争いが無い」というのは「裁判上での争いが無い」という意味ではありません。

質問した人からのコメント

2013/9/17 16:33:45

感謝 いつも長文にわたり回答本当にありがとうございます。ただ、貴殿の「裁判所:「裁判所はヒマじゃ無いんだから、やっても意味のない裁判は起こしてくれるな」の意味が私にとって①②は原告適格を「有しない」を受け止めてしまいました。今後とも宜しくお願いいたします。感謝。

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