第一次世界大戦後に提唱された「秘密外交の禁止」というのは具体的にどういう意味でしょうか?
第一次世界大戦後に提唱された「秘密外交の禁止」というのは具体的にどういう意味でしょうか? あまり、秘密外交のイメージが浮かびません。 現代でも、外交上、不利なことは国民や他国には秘密にされますよね。 これは、秘密外交に当たるのでしょうか? 私は、当たらないと思うのですが、だとすれば、秘密外交の具体的なケースはなんでしょうか? また、仮に当たるとしたら、現代も秘密外交は存在しているという解釈で良いんでしょうか? 辞書には「国民に公開せず,政府当局者たちによって秘密のうちに交渉の進められる外交。」としか書いていないので、よく分かりません。
国際情勢・2,511閲覧・50
ベストアンサー
1918年1月8日、アメリカ大統領ウィルソンが、 アメリカ連邦議会で十四か条の平和原則について演説しており、 秘密外交の禁止はこの原則の1つです。 第一次世界大戦の原因が、 ヨーロッパ諸国の秘密外交にあるとしており、 新たな外交方針を示したのです。 秘密外交の禁止の規定は下記の通りです。 「開かれた形で到達した開かれた平和の盟約。 その締結後は、いかなる種類の秘密の国際的合意も あってはならず、 外交は常に率直に国民の目の届くところで進められるものとする。」 条約が締結後も、国民や他国に秘密にするのは、 秘密外交そのものでしょうね。 日本は民主主義を採用しており、 政府の権限は主権者に由来します。 主権者の国民に、国家が締結した条約の内容を報告できない、 というのは認められないということです。
3人がナイス!しています
質問者からのお礼コメント
ありがとうございます。
お礼日時:2014/1/14 22:52