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以前、日産にあったCVTシステムで、トロコイドをつかった無段変速機は現在もあ...

nek********さん

2007/10/309:42:21

以前、日産にあったCVTシステムで、トロコイドをつかった無段変速機は現在もあるのでしょうか?

たしかセドリックやグロリアに積んであったはずですが。
2000年頃にはあったと思うのですが。

ベルトを使ったCVTよりもメンテナンスフリーな感じでよいシステムだと思っていましたが、あまり受けなかったのでしょうか?

補足トココイドでなく,トロイダルでしたね.間違えました.

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ベストアンサーに選ばれた回答

e60********さん

編集あり2007/10/322:35:14

 日産のセドリック、グロリアそして前型のスカイラインの一部に採用されていたトロイダルCVTは現在、消えています。理由は、下記の点です。

●効率が低い … 通常のATの80%程度の伝達効率しかなく、燃費改善効果が小さかった
 (1) トルコン無しにできなかった
 (2) 変速比幅が狭かった … 6速ATでは、5~6程度の変速比幅(最高段と最低段の比)があるのですが、初代トロイダルCVTは4.33しかなかった。これは4速AT並み。

●コストが高い … 設備投資と販売台数の関係は「ニワトリと卵」の関係に似ているのですが、やはり車両メーカが販売初期の我慢できるだけの体力が必要です。たとえば初代のプリウスのように、月間台数2000台を超えるまでは、トヨタはずっと損をしていました。

 このため、消えてしまったのですが、開発元である日本精工では、下記2点を特徴とする新しいタイプのトロイダルCVTを開発中です。

●ギアード・ニュートラル … 2組の遊星ギアを組み込み、入力軸の回転を巧妙にキャンセルして、出力軸の回転をゼロにする。これにより、効率低下の原因の一つであったトルクコンバータを廃止できる。

●パワー・スプリット … トロイダル変速機(バリエータ)と遊星ギアの両方を使って動力を伝達する。これにより、高速走行時のバリエータ(伝達効率が低い)の負荷を減らし、効率を上げることができる。

 遊星ギアを新たに追加しても、トルコンを省略できたことで、外形形状は、従来の5/6速AT並みです。これにより、もう少し開発が進めば、また搭載の可能性があります。

 しかし、CVT(ベルト式を含めて)の燃費効果が大きいのは、加減速の多い、いわゆるモード走行だけです。CVTの燃費効果は、エンジンの最適効率点近傍への制御であり、変速機そのものの効率は非常に低いのが特徴です。このため、高速道路を一定走行するような条件(欧州)では、ATより燃費は悪化します。

 欧州では、VW(フォルクスワーゲン)のDSGに代表されるDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)がこれから普及していきます。例えば、BMWの新型M3にも、近々、SMGに代わって、搭載されます。これは伝達効率はMT(手動変速機)並みに高く、かつ変速時のトルク抜け(トルク切れともいう)はわずか0.2秒です。このため、欧州では、CVTは普及せず(1~2%→2~3%:2015年頃)、かつATを減らした分だけ、DCTが普及してきます。

 日本では、CVT(ベルト式)に多くの投資をしたため、ここ10年は、CVTでメシを食う必要があるのですが、欧州では、DCTへ切り換えられていきます。このため10年後には、日本でも、CVTからDCTへの切り換えが進んでいくでしょう。このような大きな流れがあるため、トロイダルCVTの再登場は、従来よりも難しい状況になっています。

 なおCVT/AT用オイルクーラは、ほとんどのCVT車、AT車に装着されています。またオイルクーラを単純な冷却デバイスとしてではなく、始動時には、加熱デバイスにも使えるような方式に切り替わっていきます(オイル・ウォーマという)。これは始動時の燃費改善(油温を早く上昇させることでフリクション低減)のためです。

 また出光が開発したトロイダルCVT用オイルですが、上記の説明のようにトロイダルCVT本体(バリエータ)の負荷が下がるため、現行のオイルの性状のままで特段の問題はないと考えられます。

 ご参考になれば幸いです。

 なお、コストですが、従来のATの2倍なんて生やさしいものではありません(2倍なら、とっくに普及していました)。投資回収を考えると、10倍レベルです。つまり新技術普及には、誰かがその初期負荷を負う必要があるのです。もちろん購入者負担は、限られていますので、残りは、車両メーカが負担する必要があります。その意味で、もし日本精工がトヨタと組んでいたら、8速ATはなかったかもしれませんね。

質問した人からのコメント

2007/10/10 09:10:23

詳細な回答をありがとうございます。よーく理解出来ました。

ベストアンサー以外の回答

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leonoraさん

2007/10/312:46:36

類似質問参照
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1042557

開発コストが高額で需要に見合わないのが原因です。
売れないものや一台売っても元が取れないものは設定から外す。

スカイラインセダンCVTのGT-8は判るのですが6速MTも未だに追加されません。

hid********さん

編集あり2007/10/313:11:38

日産でエクストロイドCVTと呼ばれているCVTですね。
現行では採用している車種はありません。

最近だと、旧型スカイライン(V35)のGT-8という車種にだけ採用されていましたが
新型には未採用です。

採用されていない理由はいくつかあるらしいですが
● ムチャクチャ高い(ATの倍以上するらしい)
● エクストロイドCVTの生産キャパシティが少ない(がんばっても月産60~70基)
● 金属ローラー同士の接触があるため、専用オイルが必要となる
● 同じ理由から油温管理が厳しく、CVT用オイルクーラーが別途必要になったりと、周辺機器も必要でコストが更にかかる
などの理由があるらしいです。

ちなみに燃費や加速性能はAT以上のものあがあるといわれています。
上記の問題をクリアすれば、採用の道は開けるかもしれません。

金さんさん

2007/10/309:44:46

ロスが多すぎ 燃費向上にはならなかったのでは

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