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朝ドラ「花子とアン」で主人公が「王子と乞食」の翻訳をしてますが、大正時代の日...

aisitelu55さん

2014/6/3014:31:49

朝ドラ「花子とアン」で主人公が「王子と乞食」の翻訳をしてますが、大正時代の日本での海外作品の著作権はどうなっていたのでしょうか。外国の版元に連絡をしていたのでしょうか?

ライセンスがどうなっていたのか、どなたかご存知ですか。

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編集あり2014/6/3023:16:11

1899年(明治32年)日本が加盟した文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約に、1886年(明治19年)の創設時には、翻訳権は発行後10年で消滅すると定められていたが、96年のパリ追加規定では発行後10年以内に翻訳出版されなければ翻訳権は消滅すると改められた。日本が加入したのはこのパリ追加規定である。追加規定に基づき、旧著作権法を制定。この翻訳権に関する特例は、1908年のベルリン改正規定で廃止されたが、パリ追加規定に定める翻訳権の保護期間の特例を引き続き適用するとの留保宣言をすれば、同制度を維持できるものとされた。いわゆる「10年留保」これを簡単に言うと、原著の刊行された時点から10年以内に、日本国内で正式に契約されて翻訳出版がされなければ、その本の翻訳権は自由使用となる。
その10年以内に翻訳出版されれば、一般の著作権の保護期間だけ、翻訳権も存続される。ということになります。原著刊行後10年以内に翻訳が出ていなければ、自由に翻訳出版できる状況にありました。しかし、後の改正でこの10年留保の条項は廃止されました。すべての翻訳著作権は著者の死後50年まで保護されることになったわけです。1971年の著作権法の改正で、日本もこの新しい規定に従うことになりました。ただし、この改正では、1970年以前の出版物に関しては、さかのぼって新しい基準を適用しない。すなわち、1970年12月31日以前に刊行された本については、依然として上記の10年留保が適用され、刊行後10年間、翻訳出版されていなければ翻訳権を取得する必要はない。という特例措置がとられているのです。
「王子と乞食」の発表が1881年、1899年(明治32年)巌谷小波らにより『乞食王子』の邦題で文武堂から公刊。(ドラマで)はなが翻訳している1919年。1989年、アメリカが、ベルヌ条約に加盟、国内法・国際法とも、合法となりました。

質問した人からのコメント

2014/7/7 11:09:21

成功 詳しい内容の回答をありがとうございます。王子と乞食の翻訳が海賊版かなと思っていましたが、この時代は10年間翻訳がないと誰でも自由に翻訳できたんですね。勉強になりました。

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