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教科書にポリス社会について 公益活動が盛んになると平民である農民の中にも富裕...

kur********さん

2015/2/315:08:11

教科書にポリス社会について
公益活動が盛んになると平民である農民の中にも富裕なものが現れて武器などを用意するようになった(重装歩兵)と書かれているのですが

スパルタではヘイロータイは奴隷ですよね
矛盾していませんか

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zuo********さん

2015/2/415:29:33

質問者さんの認識にいくつか勘違いがあるようなのでそれから指摘していきますね。
①ギリシャのポリスと一口に言っても、全てのギリシャのポリスが完全に同一の政治体制を採っていたのではありません。民主主義と一概に形容されるポリス群も各種の例外が存在していました。その最たる例がスパルタなんですね。スパルタは他のギリシャポリスと比較して非常に特殊な政治経済体制です。

②ギリシャのポリスの農民(参政権を持つ市民)は実際に畑を耕す農民を意味しません。どちらかというと農場主(農園主)と呼称した方が現実に即しています。

上記の大前提をふまえて理解してください。市民権を持つ農民(農場主)は自分の土地で農奴(へロット)を使役し農園を経営します。栽培する作物はオリーブやブドウなどの果樹です。ギリシャでは自然環境の制約で小麦等は一般的に栽培しません。例外はスパルタが支配するペロポネソス半島など一部の地域だけです。
農場主は収穫した作物を市場で売り、換金して、小麦等の食料(黒海南岸やエジプト、シチリアなど他の地域から入ってきます)や日用品を調達しなくてはなりません。そうすると交易活動が盛んになり取引相手が増えた方が農場主には有利です。有利になって貨幣を蓄積した農場主は武器を購入し、重装歩兵となったわけです。ここで重要なのは使役されている農奴はこの富裕化に付いていってないという事です。裕福になったのは市民権があり、政治に参加して、更に武装も強化した農場主(市民)です。つまり、貧富や権利の差がさらに広がったという事です。

そしてもうひとつ重要なのはスパルタは他のアテネ等のポリスのように農奴を個人(参政権を持つ市民)が所有していないという事です。奴隷も土地もポリス共同体の所有です。スパルタの生産活動は市民(参政権を持ったスパルタ市民)ではなく、それに数倍する人口のへロット(農奴)やぺリオイコイ(周辺民・外国人)が行います。
スパルタ市民は政治と軍事のみを行います。スパルタは自給自足が可能な地域なので商業や交易が発展する必要がないと考えられたんですね。実際に他のポリスが経済発展を遂げる中、元々装飾工芸や陶器などの技術があったスパルタの経済は飛躍せず、経済的に取り残されてしまいました。
もちろん、スパルタの農奴は武装等購入できず、兵士にも市民にもなれませんでした。彼らが解放されたのはアレクサンダー大王の父、フィリッポス2世がギリシャ全土を征服して後の事です。

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