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私は現在は芸大で工芸を学んでいて、将来は工芸家として作品を売って生活すること...

kougeikougeikougei88888さん

2015/3/519:19:25

私は現在は芸大で工芸を学んでいて、将来は工芸家として作品を売って生活することが夢です。

作品をてっとり早く売る方法としては、
http://tsukoubow.gozaru.jp/craft50onlist.html
などの露店市で即売するのが一番の近道だと思います。
私も多くのクラフトフェア等へ出掛けましたが、あのような露店市で40歳を超えた方々が工芸作家を自称し売っているのは、正直イタイですね。
若者は社会の右も左もよく解らないゆえ、露店売りもまー許されるのじゃないのかな?
法律には工芸家を自称してはいけないという条項は無いのですが、芸術倫理として露店売りして置いて私は芸術家でございます、は有り得ません。
あのような甘えた形での売り方が許されるのは、年齢的には35歳くらいまでだと思います。
やはりきちんとした企画画廊や企画ギャラリーで販売してこそ工芸品であり、芸術家だと思います。

そこで露店売りをしていず、作品販売だけで生計が成り立っている真の工芸家に質問です。
芸大等学校や何とかお教室開業して、子供や素人さん相手の先生実業家稼業で稼ぐ人も除きます。
私も必ず年齢を重ねます。卒業しての15年間です。
芸大卒業後、私はどのような事柄に留意すれば40歳を迎えたとき、作品販売だけで生計が出来るようになりますでしょうか?
工芸家人生指針をお教え下さい。

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ID非公開さん

2015/3/1301:09:23

私は代々の伝統工芸の家に生まれそれを生業にしています。49歳です。
端的に申し上げて、これからの時代に工芸で身を立てていくことは非常に厳しいです。

うちは代々の看板があるため販売においても恵まれた環境の方ですが、日々革新に努め新商品の開発と海外の市場開拓を行っています。
それでも売り上げ高を維持するのが精いっぱいです。

現在の日本国内の工芸品市場は年々縮小しています。それなのに工芸品を手掛ける作家は増え続けています。
需要が減っているのに供給は増え、工芸品は大幅にだぶつき値崩れしています。昔に比べ、全ての工芸部門の作品レベルは向上しているのですが、それでも売れません。

ヤフオクで工芸品がいかに安値で落札をされているかご存知でしょうか?
大抵は製造コストよりも下の価格です。
よほど有名か人気のある作家の作品でない限り、まともな値段は付きません。
また、人間国宝の作品であっても出来の悪い物や人気の無い作品は数万円ということもしばしばです。
「家にある工芸品を処分してお金にしたい」という人の方が購入したい人よりも圧倒的に多いのです。ですから販売価格の相場は下がる一方です、それが現実です。

工芸品を購入するお客様の立場になれば、有名作家の作品でもきわめて安く買えるので、駆け出しの作家の物を買う気は起りません。
作品がよほど魅力がなければ振り返ってはもらえません。あるいはその作家が大きな展覧会で受賞するとか、その他大勢の作家と差別化できる内容が無ければ買いません、凡庸では生き残れないのです。競争は熾烈です。

また、百均の店で売られている工芸品には意外と品質の高いものがあるのをご存知でしょうか?たまに若手作家の作品と見紛うようなものさえあります。
これらは発展途上国の安い賃金と素材で作られ、仕入れは60円以下、販売価格は税込108円です。もちろんこんな価格の商品とは勝負になりません。
このように今は品質の高い工芸品が驚くほど安く買えるのです。

クラフトフェアや工芸ギャラリーで買い物をする人は世の中のごくごく一部です。
そういうお客様もどんどん減ってきています。高い物は売れません、収益性は悪いです、また日常使いのクラフトの品物では安くてとても商売になりません。

物を作ることが好きな人の多くにはこうした世の中の流れが見えていません。あまりに近視眼的です。
私の知人の作家にもそういう人が多くいます。そしてどんどん食えなくなっています。

工芸家としては世の中に認められている、日本工芸会正会員や日展会員
http://www.nihonkogeikai.or.jp/

https://www.nitten.or.jp/

の肩書のある作家でも作品販売だけでは生活の苦しい人が大半です。
作品が売れてまともな生活の出来ている人はほんの一握りです。
副業にカルチャーセンターで工芸教室をしたり、夫婦で工芸と無縁な工場のパートをやっている人もいます。うちの下請けをさせてくれないかと言って来た人が何人もいます。
それが現在の工芸家の経済事情です。

ですから質問者さんが、「正直イタイ」と言っておられる露店売りの人でも、ちゃんと努力してきたのにそうなってしまっている人が多いのです。それでも工芸を諦めずにしがみ付いているだけ立派とも言えます。


質問者さんの希望を砕くようなことを言って申し訳ないのですが、これが今の日本の工芸を取り巻く事情です。
ですから私は、日本市場重視をやめて、台湾、中国、アメリカに活路を求めて市場開拓に励んでいます。そしてそちらはボチボチと成果を収めています。

ご質問の回答として、
これから工芸家として進まれるなら、

①作品が他の作家と差別化できる内容があること、
客観的商品価値が高いこと、(自己満足ではダメです)
本当に良い物、群を抜くレベルの物を作ることです。
ただ、これは並大抵なことではありません。

②市場を海外に求めること(英会話と、高いコミニュケーション能力は不可欠)。
自ら海外に出向いてお客様と接し、その要望を作品に反映させる。

という路線をお薦めします。



ここで何より大切なことを言わせていただきます。

質問者さんが本当に望まれるのは、物を作ることなのか、生活の安定なのか?
ということです。最終的にはどちらかを選ぶことになります。

お金を稼ぐ、ということならば工芸品制作なんてバカらしき限りです。
労力の割に儲かりません。まだ派遣社員をしていた方がマシです。
ですから、学校で工芸を学んで独立しても90%の人は10年以内に消えます。生涯、工芸に関わって生きていかれるだけでも幸せなのです。

生活の安定が欲しいなら、教職をとって美術の教師に成られた方が賢明です。

貧乏でも成功できなくても夢にしがみついて努力している人を「正直イタイ」と見下すことは人として悲しいことです。幼稚でもあります。ひょっとしたら、その姿は明日のあなた自身かもしれないのです。
質問者さんの現在の認識では、いずれきっと工芸を放棄されることになるでしょう。
あまりにも現実を知らず認識が甘く、さらに高慢です。

私が苦心して海外市場を開拓しているのは、仕事を続けたいからです。
そのための資金が必要なのでそうしているのです。
お金が欲しいから物を作るのではありません。
物を作り続けるためにお金を稼ぐのです。


実はここまでこれを書いたのは、昔の自分自身の愚かさ、甘さを思い出したためです。
ですから失礼なことを敢えて書きました。
これを理解され、質問者さんが良い人生を歩まれることをお祈りします。

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ベストアンサー以外の回答

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2015/3/1010:15:35

ココは茶道のカテゴリーです。
カテゴリーが違うから、ちゃんとしたカテゴリーで質問し直した方が解決に近いと思いますよ!

2015/3/612:59:29

私は還暦過ぎの工芸家で、質問者様ご要望の回答者に該当適格者自負です。

答えは良寛和尚ですね。
幕末の越後のお坊様で、書の達人だった方です。
和尚が偉大だったのは、彼が表現した書世界の高い精神性だけでは無く、その元となっている人間観、人生観が卓越してることです。
゛欲を捨てよ゛
この言葉に彼の目指し完成させようとした人生が集約されますね。
しかし現実社会で、実践的に欲を捨てる生き方をするのは、並大抵ではありません。
言葉を噛み砕けば゛貧乏に慣れよ゛です。
工芸家前提で謂うなら、
住む家はアトリエ兼の家賃月額5000円の田舎の庭付き貸家、
愛車は経費のお安い軽トラ、
食費を安くする為庭の畑で野菜作り、
主に食料などと自作品との物々交換に励む、
衣服はフリマ調達がメイン、
水道は谷からの引き水で無料、
風呂は薪火で焚くからガス代無料、、、、、

意外や意外、21世紀のこんな忙しい現代に於いても、良寛和尚を真似た仙人的生き方は可能ですね。

社会の隅々に蔓延し人々の心を蝕む拝金思想にあなたも距離をとり、人生矛盾を最大限排した真正の芸術家と呼ばれる御方になられる事を、老婆心よりお祈り申し上げます。

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