なるほど、これはユニークな考察ですね。
フリーハンドで縦引きをするときはバーを斜めにして引きますね。しかし、アラスカンミルではほとんど直角にバーをセットします。
たとえば100年ものの材なら年輪が100あるわけですから、直径部分では木目を200本切ることになる。この部分で横引きなら木目の量が多いですが、縦引きのバー直角当てならほとんど同じですね。
縦引きの斜め当てなら木目の量的割合が減りますけど、直角当てなら横引きと同じになる。
ken_acr99さん の考察は正しいと思います。
参考に私が参加している国際チェーンソー団体の「Chainsaw Collectors Forum」に投稿されたオーストラリアの友人ネイルが言っているのを引用すると、
ここ→chainsawcollectors.se/phpbb3/viewtopic.php?p=176215#p176215
「Some better filers --- file anywhere from 5 to 25 deg back towards the power head. 」
5度~25度の間で調整している、と言ってますね。
と言うことは、切り方によってはふつうの角度で十分いけるということですな。
このネイルはオーストラリアの競技チェーソーで何回もチャンピオンになった凄腕の男です。
上に紹介したURLの記事の、すぐ下をみてもらうと、ネイルが言うには,
縦引きの時には「レイカーを下げて切り込みを強くするんだ。」
と言ってますね。
それは競技用の場合だ、と念を押してますけど、そういう技術も使えるんだとわかります。ミルの場合ならレイカーが少しくらい低くたって安全性にはそう問題にならないだろうから、こんど試しにレイカーを下げて試してみようと思います。
良い考察、ありがとうでした。