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第1節 米国 日本の防衛7 第1章諸外国の防衛政策など米国 第1節 1 安全保障政策...

dra********さん

2015/11/1115:26:53

第1節 米国
日本の防衛7
第1章諸外国の防衛政策など米国
第1節
1 安全保障政策・国防政策

米国は、その影響力が相対的に変化しているものの、依然として世界最大の国力を有しており、世界の平和と安定
のための役割を引き続き果たしていくものと考えられる。
12(平成24)年1月、オバマ政権は新たな国防戦略指針1
を公表した。これは、10年にわたるアフガニスタンおよ
びイラクにおける作戦の後、米軍が両国からの撤収を進め
ており、また、厳しい米政府の財政状況下で国防歳出を含
む政府歳出の大幅削減が求められているという国外・国内
双方の要因により、現在の米国が転換点に置かれていると
の認識のもと、国防上の優先順位について改めて見直し、
20(同32)年の統合軍のあり方を示すものとして策定さ
れたものである。その中で、オバマ政権は、米国の安全保
障戦略を含む戦略の重点をアジア太平洋地域に置く方針
(アジア太平洋地域へのリバランス)を明らかにした。また、
14(同26)年3月には、オバマ政権において2回目とな
る「4年ごとの国防計画の見直し」(Q
Quadrennial Defense Review
DR)を公表した。
今回のQDRは、国防戦略指針を踏襲し、アジア太平洋地
域へのリバランスを含むその優先事項を具体化するとして
いるなど、オバマ政権は同地域を重視する方針を継続して
いく姿勢を示している。
一方、近年、米国政府の財政赤字が深刻化する中で政府
歳出の大幅削減が求められており、12(同24)年1月、
国防省は、12会計年度から21会計年度までの10年間で
国防歳出を約4,870億ドル削減することを発表した2。また、
13(同25)年3月には、国防歳出を含む政府歳出の強制
削減3が開始されており、米軍においては、訓練の中止、
空母の展開の遅延、飛行隊の飛行停止など、様々な影響が
生じている。民主党および共和党による超党派予算法によ
り、14および15会計年度予算における強制削減は緩和さ
れたが、QDRは、16会計年度において強制削減が再び
開始される場合、米軍に生じるリスクが相当増大すること
になると強調しており、国防歳出の強制削減がQDRなど
に示された米国の国防戦略や安全保障政策に与える影響が
注目される。
1 「4年ごとの国防計画の見直し」(QDR)
14( 同26)年3月、国防省はQDRを公表した。
QDRとは、今後20年間の安全保障環境を見据えたうえで、
米軍の能力や構成などに関する方針を明らかにする文書で
あり、国防長官が4年ごとに議会に提出することが合衆国
法典において義務づけられているものである。今回の
QDRは、国防戦略指針を受けて、同指針の内容を踏襲す
るとともに、その優先事項を具体化していくものとされて
いる。
第1章諸外国の防衛政策など
1 本文書の正式な名称は、「Sustaining U.S. Global Leadership:Priorities for 21st Century Defense」である。
2 12(平成24)年2月に議会に提出された2013会計年度国防省予算要求に関する国防省発表資料によると、「削減額」は、2012会計年度予算要求(11
(同23)年2月議会提出)時に見積もられていた10年間の国防省本予算額の合計から、2013会計年度予算要求時に見積もった10年間の国防省本予算
額の合計を引いた差額のことを指している。
3 予算管理法による国防歳出の強制削減額は、21会計年度予算までに約5,000億ドルに上ると指摘されている。
第Ⅰ部 わが国を取り巻く安全保障環境
8 平成26年版 防衛白書諸
外国の防衛政策など
第1章
QDRなどについて議会で証言するヘーゲル国防長官
14(平成26)年3月【米国防省HP】
(1)安全保障認識
今回のQDRは、将来の国際的な安全保障環境について、
国際的なパワーバランスの変化、国家、非国家および個人
の相互関係の深化、技術の拡散、情報伝達の速度の増加な
どにより、依然として不確実で複雑であるとしている。そ
の困難な環境において、米国は、多岐にわたる目標を達成
するため、同盟国や友好国と協力するとともに、米軍の技
術や人材に投資するとしている。
アジア太平洋地域については、同地域が一層、グローバ
ルな通商、政治および安全保障の中心となっているとして
いる。一方、同地域では国防費が増加し続けているとした
上で、地域諸国が軍事力や安全保障上の能力向上を続けて
おり、長期にわたる主権に関する争いや天然資源への主張
をめぐる緊張が、破壊的な競争を引き起こしたり、紛争に
発展したりするリスクがより大きくなっているとしている。
そして、特に中国については、その軍事力と意図に関する
透明性と開放性が相対的に欠如するなかで、中国軍は急速
かつ広範な近代化を継続しているとしている。また、北朝
鮮については、その長距離弾道ミサイルや大量破壊兵器プ
ログラム、特に国際的な義務に違反して行われている核兵
器の追求が、朝鮮半島および北東アジアの平和と安定への
重大な脅威となっており、米国に対する直接的な脅威と
なってきているとしている。

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2015/11/1302:02:15

アメリカも、敵は多いし、国防費が乏しくて大変だね。

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