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「有意差」という表現は避けるべき?

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ID非公開さん

2016/1/119:15:00

「有意差」という表現は避けるべき?

統計に詳しい方にお聞きします。

大学の教授(1人ではなく複数)が「有意差」という表現は適切ではない、とおっしゃっているらしい、ということを他の学生から時折耳にします。
先輩にも「○○先生は有意差って表現避けてるから、直しといた方がいいよ」とアドバイスされたこともあります。

「有意差」という表現の使用を控えるべき、という意見は、どのような考えから生じるのでしょうか?

①「有意差」というフレーズに問題があるのか?(「有意差なし」を「差がない」と誤解させてしまう可能性があるから?)

②そのような考えに基づくと、「有意な差」あるいは「有意な○○」というフレーズ全般(「有意な相関」「有意な主効果」など)もダメなんでしょうか?

③「差が有意なわけじゃない」(「AとBを比較して平均に違いがある」ということが有意)
ということなのでしょうか?
(ただ、ネットでは「有意差がある」はだめだけど、「差が有意である」はOKという意見も見ました。。。)

一応、
自分では
「AとBの違いに1%水準で統計的有意性が認められた」
とか
「交互作用効果に1%水準で統計的有意性が認められた」
とか
「AがBを1%水準で統計的に有意に上回った」
などの表現を用いています。

雑誌論文で「有意差」という表現を頻繁に見かけますし、もはやそれでまかり通っていることはわかっています(英語論文でも、There was no significant difference between A and B のような表現はよくみます)。

ただ、なぜ、「有意差」という表現を避ける方々がいるのか、ということが知りたいです。

もし、お分かりの方や、心当たりのある方がいらっしゃいましたら、
お教えいただけると幸いです。

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tor********さん

2016/1/119:18:39

私、知りません。なので回答できそうに無いです

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igu********さん

2016/1/302:37:20

>雑誌論文で「有意差」という表現を頻繁に
>There was no significant difference
確かに,そうであり,私も自分の論文で,和文でも,英文でも,そのように表現します。

ただし,それは,むしろ「非専門用語」とも言えるので,特に嫌がる先生もいるのです。

まず,あなたに聞きたいのですが,有意水準αというのは見聞きしたことがあるでしょう?余談かもしれませんが,5%水準は歴史的には,Fisher の定義なのです。知っていましたか?知らなければ,私の知恵ノート参照

統計学の基準値の由来: 5%有意水準,カイ二乗検定(χ2検定),相関係数を巡って
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n190275

その上で,統計学的には,通常は,帰無仮説を立てて,ある有意水準で,それが棄却されるか否か,計算によって判断します。

統計学の多少詳しい「理論的な本」を読んで見て下さい。ちらっとで良いので。

検定するのは,「有意差」に関してではなく,「有意水準」に関してです。逆に言えば,「有意差」と簡単に言いますが,その「定義」は何ですか?その「有意差」を定義して,あなたは検定していますか?たぶん,そんなことしていないでしょう。

つまり,「有意水準」を設定し,それが棄却されるか否か計算するのであって,「有意差」という用語のものを検定するわけではないのです。もちろん,これは,教科書に書かれる普通の仮説検定の話です。仮説検定とは何か,という定義まで遡ると,FisherとNeyman の論争まで考える必要があるので,余裕があれば,例えば,以下の井関氏の解説ページ参照

認知的断想/コミュニケーションのツールとしての仮説検定

したがって,通常の仮説検定においては,厳格に言えば,有意水準を上回る確率,あるいは,下回る確率を示す差があった,というべきなのです。

この意味,および,仮説検定の手順を考えた上で,再度「有意差」と言って見て下さい。有意差ってどういう意味だろう,と困惑するはずです。

なお,あなたは,英語の significant difference と有意差を同一視していますが,それは危ういので注意した方が良いと思います。留学して統計学を学んだり,native の人とコンタクトしたりを経験すると気づくかもしれません。

ネットなら,例えば,
Statistics for the Terrified: Glossary
の中の,Significance を読むと良い。
http://www.conceptstew.co.uk/pages/s4t_glossary_S.html

In general usage the term significant difference means an important difference.

それに続く解説を読むと分かりますが,一般用法としては,統計学で言う「有意」に関連した用語として,必ずしも使われているわけではないのです。

例えば,私の論文
Iguchi Y (2006)
Are beetle horns costly to produce?
Evolutionary Ecology Research, 8: 1129-1137.
http://www.ab.auone-net.jp/~biology/Are%20beetle%20horns%20costly.p...

そのp.1133 本文真ん中
statistically non-significant (rs = 0.32, n = 30, P > 0.05)
と書いてあります。

原稿段階では,ここで文章が終わりました。しかし,Reviwer から,この相関係数 0.32 という数値の大きさは無視できないほど重要だ,という意味の指摘が出され,その次のページに続く
may have been ecologically significant
という文が挿入されました。

つまり,ここで問題となった,significant は,有意か否か,ではなく,それほど重要だ,という意味なのです。統計学的に見れば,non-significant の結果だが,生態学的に見れば significant と言えたかもしれない,と述べたのです。

だから,英文の統計記述で,significant と出てきても,それが,必ずしも統計学で言う「有意」の意味ではない,ことに注意して下さい。

これを逆に考えれば,あなたの先生のように,有意水準でなく,有意差という統計学で厳密に定義されない用語を嫌がる,つまり,安易に有意と言うな使うな,という先生もいるのです。

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