人と同じうんこはしませんけれど、いらないものは排出します。
乳酸菌の場合、「うんこ」は乳酸です。
ごはんである糖やアミノ酸を食べて生きるためのエネルギーを得、乳酸を捨てます。
これがヒトにとってはごはんとなり、ヨーグルトやチーズなどの発酵食品、お酒づくりの役に立ちます。
ヨーグルト、牛乳は牛乳でおなかを壊しやすい人でも乳糖を乳酸に変えることでおなかを壊さずにいっぱいカルシウムを摂取できる優れた食品です。
またお酒や漬物を造るときには、この乳酸菌のうんこである乳酸が酸性であるという性質で他の雑菌が生えにくく、これがお酒では乳酸菌の出す乳酸以外の排出成分、つまりうんこも微妙な味わいや香りにもつながります。
乳酸菌たちは膣内や腸内にも住んでいます。膣内で私たちの垢(膣上皮細胞の死骸)を食べてくれてうんこである乳酸を作ってくれるために酸性が保たれ、病原菌が増えるのを防いでいます。チーズ臭、甘酸っぱい味はそのためです。これが崩れると細菌性
膣炎を起こし、腐臭をほか、自然分娩時に赤ちゃんをこのうんこ、乳酸でコートしてくれて、乳児死亡率の大原因、敗血症の最大の原因である細菌感染症から防いでくれます。
こんなかんじで私たち、ヒトは乳酸菌の「うんこ」食べて、守られて、利用して生きられています(*^▽^*)