雇用側からの認識で言いますと、
まずハローワーク経由の応募者は概ね質が悪いイメージが共通認識としてあります。
一般的には求人活動をする場合、全うな会社はハローワークは使いません。
良い人材を求めるには必要な経費をしっかりと掛けるものです。
ハローワークを使う企業は100%無名の中小零細企業で、何らかの助成金を目当てとした、健全ではないケースが多くみられます。中には全うな事業者もありますので、すべてとは言いませんが。
補足として付け加えますと、ハローワークは窓口でのワンストップ対応が基本で、一人でも多くの失業者を減らせばいいだけで、中身については細かく精査もしません。求人内容が例えブラックであっても踏み込むことはしません。カウンター職員をほぼ全員、契約期間1年未満の非正規の有期雇用者を配置していることからも力の入れ具合が分かるでしょう。
次に人材派遣会社は余程の急な社員補充でもない限り、使いません。
派遣会社の社員の質は劣悪で、人を商品として扱う、人材売買ビジネスです。
概ね、20%から25%程度の仲介手数料を搾取するビジネスです。
例えば企業との契約で時給1,500円なら本人には良くて1,100円から1,200円程度しか入らないでしょう。
本件の場合は、
企業のHPから直接応募するのが最も心象が良いと思えます。
派遣会社を通すことの有利さなどあるはずもないでしょう。
所詮、派遣会社は登録者を募り、適当に求人内容に見合うと思われる人材を企業に紹介するだけです、
だめなら、別の人材を提案する。
そもそも人を人とは見ず、商品として捉えているに過ぎません。
ハローワークと何ら変わらない、ワンストップ対応で中身のないものです。
ただ、本件の場合は派遣会社、ハローワークにも同じ求人を出しているのなら、求人自体はあまり重要なポジションではないのかもしれません。
とりあえずは急遽、頭数を揃えたい程度のものである可能性があります。
雇う側が派遣会社を使うメリットは必要な期間のみドライに人を補充できることだけです。不要になれば、簡単に斬れる。直接雇用しないので、社会保険など不要な経費が掛からず、単純にサービスの売買契約となるので『経費』として落とせるメリットも企業側にはあります。
謂わば、そういう重要ではない、一時しのぎの労働力の補完に過ぎません。
だから、全うに考えるならば、派遣会社にも求人を出していることから、よく内容を精査することをお勧めします。
質問者さんのキャリアを安売りすることはせず、じっくりと失業保険を貰いながら、求職活動をすることを勧めます。
雇用条件の面で比較的、安心できるものは『公的機関の求人』ぐらいしかないでしょう。
この公的機関は、概ねハローワークを利用します。
ハローワークの唯一のメリットはこの点のみです。
但し、正規職員の募集はほとんどなく、大方が有期雇用の非正規にはなりますが、人材派遣会社や中小企業の求人よりは少なくとも健全な内容であることは間違いありません。
それから、
派遣会社がここまで増殖したのは政治との癒着からです。多額の献金が動いています。
竹中は今、神戸の某社の役員ではなかったですか。。。
我々のような経済人はほぼ全員がこの裏の仕組みをよく知っております。
参考までに。