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古文の質問です。主語の見分け方を解りやすく教えてくださる方お願いします。 ...

hum********さん

2017/5/3009:05:23

古文の質問です。主語の見分け方を解りやすく教えてくださる方お願いします。


古文が苦手で、特に主語を見分けることが苦手です。

例えば「いはでしのぶ」の一節で、女宮は大臣ど結婚し、一男一女をもうけたが、女宮の父である院が、大臣に関する悪い噂に激怒し、女宮に女児だけを連れて戻ってくるように命じた。その命令に従って、女宮が院の元に戻る場面ですがーーー

その日にもなりぬるに、今日を限りにやと思さる御心の中、いかでかさすがなのめにしもあらん。木草のもと、水の流れまで、げに慣れにしあはれ浅からず、御目のみとまりつつ、梢の色も、やうやう乱れ落ちつる千入の紅葉も、そでの時雨をあらそひ顔に、心細くうちながめつつおはしますほどに、右大将(院の使いとして女宮を迎えに来た)、参りて、「いたう暮れぬさきに急がるべきよし聞こえよと侍り」とて、御前に候ひ給ふに、思ひ入れ顔なる気色もやと、いみじう恥づかしう思されて、御几帳少し引き寄せて、御扇に紛らはしつつおやします御様、山の端分け出づる秋の月よりもなほ飽かぬ心地して、目離れなくつくづくとまぼり聞こえ給へば、効用の色々うち朝寝たる御袖口も、竜田の山の秋の梢は何ならずーーー

まず、女宮がしんみりとしているところはわかります。
右大将がきて、出発を催促しているところもわかりました。
心中を見透かされてしまったことを恥じた女宮が扇で顔を隠したといところまではわりましたが、その後の、「目離れなくつくづくーーー」の主語が右大将になるのかがわかりませんでした。

理解できた方は、どうしてここの主語が右大将とわかるのでしょうか?
すみませんが、わかりやすく教えていただけないでしょうか。

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aom********さん

2017/5/3013:10:13

右大将でなければ、誰が主語だと思った?
その誤解の仕方が、君の「問題点、不足点」なので、それを知りたいんだけど。

本件の場合は、
敬語法に着眼することと、
古典常識と、
場面状況を把握する力が必要になります。

「まぼり聞こえ給へば」の「聞こえ」が謙譲語、「給へ」が尊敬語で、
「二方面に対する敬意」の敬語法が使われているね。
「まぼる」という行為を「スル人」が主語で、この人には尊敬語が使われる。
「まぼる」という行為を「サレル人」も、敬意を示される(謙譲語が使われる)人物。
まず、この場面に「誰がいるのか」を、「常識」的に判断して、
さらに、その場面において、「誰が誰を見つめているのか」の「状況」を把握しなければなりません。
「飽かぬ心地=見飽きない感じ、いつまでも見ていたいような感じ」を醸し出しているのは女宮だから、
その「女宮」を「じっと見つめて」いるのは、
まず、少なくとも「女宮」本人ではない、ということ。
そのうえで、「尊敬語」が使われる人物といったら、
この場面に登場する人物の中では、「右大将」しか残らない、
という理屈です。

まず、「その日にもなりぬるに」から、
ずっと、女宮が主語で、文が続いているよね。
それから、「右大将(院の使いとして女宮を迎えに来た)、参りて、」
と右大将が登場して、この場面での新しい登場人物が増えたね。

まず、この場面に、今誰がいるのか、
という状況把握をしないといけないよ。
女宮がいて、他に誰がいると思っている?
俺は今、原典資料を何も見ていないので、
実は、前後の流れがわからずに、質問文から読み取れる範囲で言っているんだけど、
物語の展開上格別の流れがない限り、「常識的」にいって、
他に誰かいるとすれば、それは、「女房たち」です。
こういう判断は、古典常識の範囲。

そこへ、「右大将」が入り込む。
これで、登場人物は、「女宮」「女房たち」「右大将」となったよね。

ここから、「「いたう~侍り」とて」と右大将の言葉が、きわめて写実的に描写されて、
「御前に候ひ給ふに、」で、主語は、まず、「右大将」になった。
ここまではわかるのね?

それから、
「思ひ入れ顔なる気色もやと、いみじう恥づかしう思されて、御几帳少し引き寄せて、御扇に紛らはしつつお「は」します」
までの「主語」は、「女宮」なのだけど、それもわかっているね、
ただ、ここの「主語」というのは、
「右大将」を「大主語」とした長い文の中の、
連体修飾部に含まれる「小主語」なのね。
文構造として「複文」になっているんです。
「女宮が思って、引き寄せて、ごまかしながら、そこにいる」→「ご様子」
こう係っているでしょ。
そして、その「ご様子は、いつまでも見ていたいような感じがして」ときて、
この「心地して」が、実はものすごく微妙な動詞で、
「誰が、そんな気がしたのか」というようなことを、明確にしない語なのね、
「客観的に言って「そんな感じがする」」という意味で、
「右大将が、そんな気がした」と、ここで「主語」が変わっているわけではないんだよ。
たぶん、ここで引っかかってるんじゃないかなあと思うんだけど、違う?

ここで、いったん、描写は、筆写側というか、三人称目線というか、客観描写に「引く」のね。
「誰が見ても、女宮の様子は、見飽きない感じ、雰囲気がある」と描写した後で、
「目離れなくつくづくとまぼり聞こえ給へば、」
と続くわけ。
ここで、明確に、「主語」は、この長い一文の「大主語」である「右大将」になるのです。

最初に言ったように、
「女宮」と「女房たち」と「右大将」がいる場面で、
「二方面への敬意」を表す敬語法が使われて、
「誰が誰を見つめているか」という状況を考えたとき、
「右大将が」「見飽きない感じのする女宮を」見つめている、
としか、考えられない、ということ。
「女房たち」も見つめているかもしれないけど、女房たちには尊敬語は使われないからね。

そこで、これは肝心なことなんだけど、
「右大将」と「女宮」の人間関係は、注釈に書いていなかった?
かならず、親戚なりなんなりの近親者であるはずです。
ただの「院からの使者」ではない。
赤の他人が、なんぼ院の使者でも、女宮の部屋に直々に通されて、
几帳越しとはいえ、直にお顔を「まぼる」ことなんか、絶対にできるはずがないの。
そこの注釈も、判断材料に入れなければなりません。


自分で入力したんだねえ。
あちこち誤字誤変換が見られるので、そうとわかる。
でも、古文を書き写すのは、もう少し慎重にね。
大事なことだよ。とてもいい勉強になるしね。
右大将の注釈も入れてあるので、こっちで原典資料を探さずに済んで助かった。
とてもいい質問の仕方ね。

  • 質問者

    hum********さん

    2017/5/3108:13:24

    ありがとうございます!

    注訳に目を通してはいたのですが、まさか甥が伯母に恋心を抱く(ひそかに慕う)とは思わず、まったく違った関係を想像してしまっていました。

    関係性と登場人物がわかれば、解けてくるものなのですね。

    もっと勉強します。

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