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ドン・キホーテが執筆された当時、欧州ではすでに騎士は大昔の遺物という認識だっ...

旗立レフトさん

2017/10/1621:55:44

ドン・キホーテが執筆された当時、欧州ではすでに騎士は大昔の遺物という認識だったんですか?

補足詳しい回答ありがとうございます。
勉強になりました。

俺にとって、セルバンテスの生きていた時代ですら大昔なのに、その当時の人々にとっては騎士の時代、すなわち中世を大昔と、とらえていたのは、なんだか不思議な気分です。

当たり前のことですが、個人的にはそう思わざるを得ません。

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jac********さん

2017/10/1720:36:37

はい、「大昔の遺物」であったことは、高校の「世界史」程度の知識によるだけでも明らかです。

セルバンテスが『ドン・キホーテ』の前篇を上梓したのは1605年ですが、その一世紀以上も前に、スペインはポルトガルとともに大航海時代に入っており、セルバンテスが若かりし頃、すでに無敵艦隊によって「太陽の沈まぬ帝国」となっていたのですから。

にもかかわらず、スペインの小説界では、相変わらず、時代錯誤の騎士道小説が幅を利かせているのに不満だったセルバンテスが、騎士道小説のパロディとして『ドン・キホーテ』を構想したとも言われています。
ちょうど、明治維新からしばらく経った日本でも、人々に一等愛読されていたのが馬琴の『八犬伝』だったの似た事情だったような気がします。

なお、これまでに『ドン・キホーテ』はいろんな小説家、批評家、思想家たちによっていろんな論じ方をされてきましたが、いずれにも共通するのは、近代小説の祖であると同時に近代小説の最高傑作であると評価している点です。

優れた近代小説の多くが、旧時代・社会の支配的思想(騎士道精神)を体現した主人公の悲喜劇を描くことが、そのまま旧思想に対する批判と同時に作者の自己批判となるとなるという共通点を有するとしたら、やはり、その原型は『ドン・キホーテ』にあると言えるのではないでしょうか。

たとえば、漱石の『こころ』の先生が旧時代思想である「明治の精神」に殉死するのも、ドン・キホーテが旧時代の騎士道精神に殉じたのと同じだと言っても決して過言ではないはずです。

質問した人からのコメント

2017/10/21 21:33:29

回答ありがとうございます。

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fug********さん

2017/10/1900:43:36

補足に。

僕もその感じわかるです。
中学のときに歌舞伎をみせられて、これは江戸時代の人が源平合戦を「昔話」として楽しんだシリーズなんだよと教えられたです。なんだか不思議と思いました。

未来の人は、僕らが戦国無双してるのも笑うでしょうね(笑)

ptd********さん

2017/10/1900:06:57

1476年にオスマントルコは東ローマ帝国のコンスタンチノープルを包囲し、城壁を大砲で破壊して、市内に突入、あっけなくコンスタンチノープルは陥落しました。

もう大砲と銃の時代に入っていましたので、騎士なんて時代錯誤、大砲の前には、役に立ちません。

その上、スペインは1588年にイングランドとの戦いで、無敵艦隊が、英国のキャプテン・ドレイクに全滅させられちゃって、さしものスペインも凋落の一途をたどり、衰退に向かっていました。

恐らく、セルバンテスは凋落しつつあるスペインの「弔鐘・レクイエム」として「ドン・キ・ホーテ」を書いたんではないでしょうか?

ああ、スペインは滅びつつある!、と。

だから「ドン・キ・ホーテ」は風刺小説ではないでしょうか?

ak4********さん

2017/10/1706:15:05

「一般的」
と言う話であれば、そんな事はありません。

近世において、身分制度が敷かれた時代の平民や
無職の者にとって、騎士階級は数少ない立身出世
の足掛かりです。また貴族の末端の人間にとっても
重要な方が気です。

江戸時代の武士、現代の自衛隊に感覚の近い物です。
「不必要になってきているが無くても困る」
物です。

エル・キホーテは「騎士階級と言う身分に対する批判」
と言うよりも当時持て囃されていた、
「騎士道文学に対する皮肉と批判」
と今では取られています。

著者であるミゲル・デ・セルバンテス自身、
身分は騎士と大差無い下級貴族ですから、
自嘲も含まれている、とされていて、別に
「騎士階級を無駄な物と批判している訳では無い」
です。
批判しているのはあくまで「文学としての騎士道」です。

sor********さん

2017/10/1705:32:13

火器を用いた歩兵中心の戦いがメインとなり騎士が没落していったのはドン・キホーテ執筆の一世紀程前から起きていたことなので、その認識で正しいでしょう。

実際にドン・キホーテの内容も騎士と言う過去の英雄に憧れる老紳士の冒険譚ですよね。

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