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「実録・冨樫義博先生」ってマンガ、面白いですか?

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ID非公開さん

2017/11/1223:17:19

「実録・冨樫義博先生」ってマンガ、面白いですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

2017/11/1723:37:16

電子書籍版を読みました。以下、ネタバレ含みますので閲覧注意です。
あくまで個人的な感想として述べさせて頂きたいのですが・・・。

一般的なエッセイ漫画としては、1話のページ数が少ないというのもあるんですが、物足りないというか、スカスカ感がありました。
↓のような一つ一つのエピソードに一話使ってるんです。

・編集部から紹介受けて駅で待ってたら冨樫さんが来て一緒に仕事場に行った。

・トーンの削り方を教えてもらった。

・先輩アシスタントがパース間違えたまま仕上げたらそのまま通った。

・弟さんが来て手伝いながらひとしきり喋って帰っていった。

etc...

これらを各個、一話ずつ漫画化してるわけですが、通常漫画にあるべき山や谷がなく淡々と書いてあるから、読後感があまりないんですね。
また、冨樫先生の人柄(キャラ)も、本当にありのままを描かれたのでしょうが、「温厚な普通の人」というだけで。

冨樫さんのファンであれば、「幽遊白書」の後期や「レベルE」の絵柄から窺えるような「狂気」とか、「ヨシりんでポン」で語られたような「壊れっぷり」などを期待するかと思うのですが、そういったものは一切なく、ただひたすら

「苦しくて余裕がなくてもアシスタントの前ではそんなけぶりをみせなかった温厚な先生」

としてしか描かれていません。

また、作者の味野さんのインタビュー(先日ヤフーニュースにあったもの)では、後に冨樫先生が結婚される武内先生との馴れ初めにも触れてる、ような書き方されてたんですが、実際は、

「誰かわからないがある時若い女性が尋ねてきて冨樫先生と話して帰っていった」

これだけで、その女性が武内さんなのか誰なのかは解らない。
女性関係は全く窺い知れなかったなー、だけです。

味野さんには大変失礼を承知で評しますが、「ただ冨樫先生のところにアシに入ったが普通の先生だった」、この漫画が訴えてることはそれだけなんですね。

質問者さんが出してるバナー広告のコマ、見せ場と言えばそれくらい。
それも、締め切りに追われてハードな時期に、見かねた編集者が「キャラのペン入れもアシに任せたら?」と提案したらこのように断った、それを仮眠ベッドで聞いてた、それだけなんですけどね。

幽白のアニメが始まる、この連載が終わる、等を告げられた日のことや、最終回のペン入れの話とかあるんですが、何のドラマもないんです。
ただ淡々と仕事をしてる中で冨樫先生はこう言いました、だけで。
後述しますが、決して冨樫先生の内面に踏み込んだ付き合いでもなかったようですし、本当にそれくらいしか描ける事がなかったのでしょう。
もしくは諸般の事情で描けなかったのかもしれませんが。

味野さんはアシスタントとしては技術は間違いないようで、最終回の最後の、写真が舞い込む部屋、あのコマのペン入れをしたそうですが、そんな名シーンを描いた、というエピソードも、ただ淡々と仕事をして、最終回終わったーと開放感に溢れた声を冨樫さんが上げて、退職金代わりのボーナスを貰って、あとはいつもの如く始発までみんなでゲームした、と。
それだけのことしか描いてありません。

「レベルE」も手伝われたとのことですが、そこもちょっとしたエピソードしかなく、連載終了後に打ち上げとかやるわけでもなくただ一緒にローソン行って帰り道で分かれてそれが先生をみた最後でした、という。

この作品は「冨樫さんのアシスタントが描かれたのだから」と購入されると思うのですね。
ですが、あとがき漫画を読むと、味野さんは、ヨシりんでポン!も近年まで知らなかったようで。本作の執筆にあたりネットで例の冨樫さんの

「睡眠時間を削ってストレス解消をしてた」
「締め切りに追われて満足のいく仕上がりにならないストレス」
「樹の最後の捨て台詞はオレの心の叫び」

こういうのを目にして、「僕らの前ではそんなそぶりは見せなかったけど辛かったんだなあ」と気付いた、とあります。
つまり、言い方は悪いんですが上っ面の冨樫さんしか知らないのでしょう(恐らく冨樫先生は胎の底を見せるのを良しとしない性分なのでしょうが)。

だから、言うなれば「普通のアシスタントの日記漫画」であり、冨樫先生が他の普通の漫画家さんでも成立するような漫画です。
「レベルE」で編集者と意見が食い違って、食い下がろうとする冨樫先生の姿も描かれては居ますが、そういう作家性を発露するようなシーンも、あの絵で、淡々と描かれてるんですね。
ここから冨樫先生の「作家性」のようなものが窺い知れるような作品ではありませんでした。

また、味野さんの絵も、決して下手ではありません、が、あの極端にディフォルメされたキャラは、好き嫌いの別れる絵だと思います。

冨樫さんのファンなら一度は読んでおいてもいいかな、程度の本ですが、読んだ後に満足感があるか、と言えば、「う~~~ん・・・」ってところです。
ネガキャンするわけでは決してないし、買って後悔したって程でもないんですが、
「面白いから読むべし!!ファンなら尚更だぜ!!!」
って本ではないです。

以上、個人的な感想でした。
人によっては読みやすかった、すっと読めた、冨樫さんのキャラが可愛かった、そういう別の感想もあるのかもしれません。

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    質問者

    ID非公開さん

    2017/11/1723:47:04

    とても詳しくご丁寧にありがとうございました。

    そうなんですか…一番知りたかったのは、幽遊白書の最後のあたりからレベルEのあたりのこと、それからBANNER広告にあるようにペン入れ(H×Hの一部で、奥さんがしてる説ありましたけど)のあたり、休載はゲームなのか腰痛なのかは、描かれてないのですね。

    このマンガのバナー、いやマンガそのものが典型的な確信犯ですかね。
    買わなくて良かったです(笑)
    本当にありがとうございます。

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