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うさぎ (6歳オス)横隔膜ヘルニアの手術をすべきかどうか悩んでいます。片側の睾...

kni********さん

2018/1/1117:02:21

うさぎ (6歳オス)横隔膜ヘルニアの手術をすべきかどうか悩んでいます。片側の睾丸が腫れており、去勢手術をするために血液検査(異常なし)とレントゲンの撮影をしたところ、体内に異常が見つかりました。

1件目の病院で原因不明だったので、改めて都内でエキゾチックアニマル全般を診られている名医と評判の先生に診ていただいたところ、横隔膜ヘルニアと診断されました。

《診察結果 2017年10月下旬》
●CTスキャンを撮影後、先生から言われたこと。
・心臓が上の方に押されて、くっついているような感じがある。他のところとくっついて癒着しているかもしれない
・横隔膜ヘルニアの可能性が高い(6~7割)。おそらく腸の一部と脂肪が入っている。
・先天的ではなく後天的なもの

●提案していただいた治療方法
①経過観察
②手術
胸とお腹を分ける紙ぐらいの薄さの膜の右側が破れている。
手術は、気管のところにチューブを入れ (特殊な麻酔が必要になる)
お腹を開けて出てしまったものを引っ張ってくる。比較的大きな穴が開いてしまっているので、胸を寄せて縫っていく。

上手くいけば治りますが、ちょうど腎臓とか肝臓など色々なものが詰まっているところなので、手術はリスクが高い。20羽いるかいないかぐらいですが手術をしたら20頭中1、2頭は術後、(もっと呼吸状況が悪い子が多いですけれど)亡くなってしまう子も居る。
特殊な手術であること、犬猫より難しいことから、1−2割のリスクがある。

手術しない場合、今症状は出ていない(ただひっくり返したり、興奮すると呼吸がすぐ荒くなる)、あるかどうかぐらいのときは経過を見ていくこともできる。
例えば、前からこの状態であればこのままずっと行ってしまう。
ただ、ちょっと前に何かあり、問題なかったのがここ1、2ヶ月くらいで出てきた場合だと悪化する可能性もあります。裂けるところがもっと裂けてきてしまってどんどん入ってきて苦しくなるかもしれないので、そう行った場合はその段階で手術するかどうか。
呼吸系の状態が悪化すると手術のリスクが上がってしまう。

精巣の方は、この大きさから言うと精巣の腫瘍であるのは間違いないと思う。
悪性の場合、一番心配なのは転移で、転移をしてしまうと治せない。転移しやすい肺に転移してしまっても、肺を取ることはできない。
精巣を取ってしまえば、今の段階で手術すればほぼ間違いなく治る。
ガンだった場合も、検査していきながら再発がなければ問題ないし、取ったものを検査に出して良性であれば手術で治療は完了します。
経過を見ていく場合、転移の可能性は半分以下くらい。30、40%くらい。
精巣を引きずって破れてしまうとその時に手術をしなければいけない。

手術に関しては、麻酔のリスクが普通の子より全然高い。
肺のところがほとんど潰れてしまっている。(通常の4/1くらいしか使えていない)
麻酔のリスクは場合によっては命に関わるリスク。
手術自体のリスクと麻酔のリスク、術後のリスクがある。
麻酔のリスクは精巣の場合少し高い(↑)、 ヘルニアは高い(↑↑)
術後のリスクは精巣の場合少し高い(↑)、ヘルニアは少し高い(↑)
手術のリスクは精巣の場合高くない(ー)、ヘルニアは高い(↑↑)

麻酔の方も気管チューブを入れて人工呼吸に切り替えたり必要になるかも。
横隔膜ヘルニアの手術をするとなると、大体2、3日くらいの入院が最低必要になり、場合によってはICUでの入院が必要になることもある。

手術は同時に出来ないことはないけれども、先にヘルニアをやって出来るだけ早く麻酔から覚ました方がリスクの面からはいいと思う。
両方直すのであれば一度横隔膜ヘルニアをやって、手術時間が30分から1時間以内で終わればそのまま精巣を取ることも出来ますし、手術時間がすごく長くなってしまったり、麻酔が不安定であれば精巣手術は後回し。横隔膜ヘルニアが治れば呼吸も楽になって2週間くらいで抜糸出来ますので、術後2週間〜1ヶ月後くらいに精巣手術をするかどうか。
精巣は1、2週間で変化するようなものではないですが、半年、1年と考えていくと今より進行する可能性はある。進行してからも手術は出来ますが、リスクは高くなってしまう。

***

横隔膜ヘルニアは診察前1~2ヶ月でなったものではないと思います。(よく高いところから飛ぶことがあったので、その時かと思っています。)走ったり、仰向けにすると息が荒くなりますが、日常生活は違和感も、問題もありません。

手術のリスクが高く、引っ張って肺が破れでもしたらと思うと心配で、
「前からこの状態であればこのままずっと行ってしまう」と言われたので、手術しなくてもいいのではないかと思う反面、手術の有無が寿命に関わるのであれば元気なうちにした方が良いのかという思いもあり、悩んでいます。沖田先生のご意見をお聞かせ願えないでしょうか。よろしくお願い致します。

去勢手術はする予定です。

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この質問は、yc_********さんに回答をリクエストしました。

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専門家

沖田 将人さん

リクエストマッチ

2018/1/1211:51:47

こんにちはアレス動物医療センターの沖田と申します。
さてご質問の件ですが、ウサギの横隔膜ヘルニアは基本的には手術すべきですが、それは手術をするリスク(本人の体力、体重、全身状態、ヘルニア内容物などにより大きく変わります)と、手術しないリスクを秤にかけて、低い方を選択するという形になります。
ですので、手術すべきかどうかは(どちらのほうがリスクが低いかは)、ウサギの診療に長けた先生が判断すべきです。
メールの方でお聞きした担当の先生はエキゾチック診療のスペシャリストであり、私などよりよほど手術の上手な先生と思われます(また手術をすべきかどうかの判断も含め)。
お住いが当方の病院に近ければ、もちろん当院にお越しいただければと思いますが、いま診てもらっている先生の病院のほうが近いのであれば、富山県までお越しいただくべき話ではないと思います。
横隔膜ヘルニアの手術は大概は開胸しなくても出来るとは思いますが(お腹からのアプローチがほとんどだと思いますが)、実際の手技は開腹後に変更するかもしれないので、事前に開胸になるかどうかは明言できないと思います。
このように手術するリスクも、しないリスクも高い場合、よりリスクの低い方を選択するというのが獣医師の発想になります。
担当の先生から、「リスクは高いですが、こちらのほうが良いと思います」という表現がもしないのでしたら、たとえば、「手術するリスク、しないリスクはよくわかりましたが、どちらを選択したほうが先生は良いと思われますか?」と質問してみてはどうでしょうか。
もちろん最後の決断は飼い主様ですが、考える材料にはなると思います。
いま診てらっしゃる先生がウサギの診療があまりお得意でない先生でしたら別ですが、エキゾチック診療のスペシャリストである現担当の先生を上回るアドバイスは診察していない私にはできませんので、担当の先生の意見を信じ、あとはご自身の価値観で判断されるべきかと思われます。

  • 質問者

    kni********さん

    2018/1/1314:28:47

    沖田先生、お忙しいところ丁寧にご回答をいただきまして、ありがとうございます。

    担当の先生は、自分の考えを述べないというのが診療方針のようです。

    ただ、手術を提案されたということは、リスクが高くても手術ができるということですから、ウサギにこれから2年、3年…と長生きしてほしいなら、覚悟の上で手術をするべきなのかもしれません。

    沖田先生にうさぎの横隔膜ヘルニアについての考え方、開胸手術のことを教えていただいたことが大きな判断材料となりました。ありがとうございます。

    最後になりますが、沖田先生の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。季節の変わり目、風邪なども流行りますので、くれぐれもご自愛くださいませ。

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回答した専門家

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沖田 将人

獣医

地域に密着したワンランク上のホームドクターを

アレス動物医療センター院長。アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、夜間救急診療、年中無休など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組ん...

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