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【大学の刑法のテストにおける論述問題の法解釈の書き方についての質問】

lon********さん

2019/7/2715:38:00

【大学の刑法のテストにおける論述問題の法解釈の書き方についての質問】

以下、事例と設問、作成した答案です。自白法則の解釈として、虚偽排除説と統合説のどちらが妥当かがよくわからないので、…………部分の書き方を教えていただきたいです。

[事例]
XはVを殺害した嫌疑で逮捕された。
翌日の午前9時、Xは留置所から取調室に連れていかれたが、Xは黙秘権を行使し、取調室から退出しようとした。そうしたところ、警察官Pらは取調室の出入り口に立ちふさがり、Xの肩と両手をつかみ、無理矢理取調室の椅子に座らせた。Xは抵抗したが、Pらに制圧され、取調べは午後9時まで行われた。
このような取調べが数日続けられたのち、XはVを殺害したことを自白し、その内容が調書として作成された。この自白調書は、Xに対するV殺害の刑事裁判で重要な証拠とされた。

[設問]
本問における取調べによって作成された自白調書を証拠とすることは適法か。憲法38条2項、刑訴法319条1項を基に論じなさい。

<答案>
被疑者Xの意思に反して行われた取調べによって得られた自白を基に作成された自白調書を証拠とすることができるか否かは、刑訴法319条1項の規定する「その他任意にされたものでない疑いのある自白」にどのような自白が含まれるかによる。そこで、刑訴法319条1項のいう「その他任意にされたものでない疑いのある自白」の解釈が必要となる。

「その他任意にされたものでない疑いのある自白」の解釈については二つの解釈が対立している。
まず、虚偽排除説は、「その他任意にされたものでない疑いのある自白」とは、被疑者が心理的に虚偽の供述をせざるを得ない圧迫を受けてした自白、即ち虚偽の入るおそれの高い自白であると解する。その根拠として、憲法38条2項や刑訴法319条1項が禁止する自白は虚偽の含まれる危険性の高い自白であるからということを挙げる。また、これらの規定は虚偽のおそれのある自白を排除して、正確な事実認定をするために設けられているとする。

これに対し、統合説は、「その他任意にされたものでない疑いのある自白」とは、虚偽のおそれのある自白だけでなく、黙秘権を侵害して得られた自白や、違法な手段によって得られた自白も含まれると解する。その根拠として、憲法38条1項が黙秘権を保障し、同条2項で自白法則を定めているという条文のつくりから、自白法則は黙秘権を実質的に保障するために存在するということを挙げる。また、憲法32条から39条は、すべて31条の保障する適正手続のもとで定められているため、自白法則も適正な手続の保障をするために定められているとする。

…………………………………

よって、刑訴法319条1項の規定する「その他任意にされたものでない疑いのある自白」とは、〇〇と解する〇〇が妥当である。

したがって、本問における自白調書を証拠とすることは〇〇である。

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UNKさん

2019/7/2805:01:14

1 <答案>について
答案として学説の対立を書かなければならない問題なのでしょうか?法律答案であれば,特に誘導などがない限り,自説に立って検討すれば足り,他説との比較は不要です。

2 自白法則に関する説について
私の理解では,➀虚偽排除説,➁人権擁護説,➂違法排除説,➃統合説(虚偽排除・人権擁護説)に分かれます。質問者さんは,いずれの見解を妥当と考えますか?
それにより,答案の書き方も変わってきます。
➀説,➁説のいずれか一方に立つ場合には,以下の<答案例>のそれぞれに該当する部分のみを書けばよいと思います。

3 細かい点について
319条は,「強制、拷問又は脅迫による自白、不当に長く抑留又は拘禁された後の自白その他任意にされたものでない疑のある自白は、これを証拠とすることができない。」と規定されています。「疑」については,送り仮名はありません。

<答案例> ➃説を前提とします。
1 問題提起
「~解釈が必要となる。」との問題提起はそのまま

2 規範定立
「任意にされたものでない疑のある自白」は虚偽のおそれが高いため,誤判防止を図る必要がある。また,人権保護の観点から,供述の自由(憲法38条1項)の保障を十分に果たすべきである。
そこで,「任意にされたものでない疑のある自白」とは,虚偽自白を誘発するおそれが類型的に高い自白,又は被疑者の供述の自由を侵害する態様で取得された自白をいうと解する。

3 当てはめ
本問において,Xの自白は,無理矢理取調室の椅子に座らせられ,Pは抵抗するXを制圧するなどの下で取得されている。(評価)→「任意にされたものでない疑のある自白」に当たる。
4 結論
したがって,自白証拠の証拠能力は否定される。

  • 質問者

    lon********さん

    2019/7/2814:53:16

    まず、ご回答ありがとうございます。説明不足で大変申し訳ないです。
    ①大学の刑事法のテスト対策でして、授業内で取り扱った虚偽排除説と統合説を対比し、論述する問題です。
    これらの学説を対比した上でどちらが妥当か、までを書かないといけないです。
    ② 虚偽のおそれのある自白は、誤判防止のため当然排除されなければならないし、人権保護の観点から、黙秘権などを侵害して得られた自白はやはり問題になると思うので、統合説がより妥当であると考えたのですが、何か説得力に欠けるような気がしています。違法な手段を用いて得られた自白でもそれが虚偽のおそれのない場合は事案の真相解明には有効そうです。また、刑訴法319条1項は「任意」にされたものでない疑のある自白を禁止しているので、統合説は少し幅を広げすぎのような気がします。と考えているうちにどちらがよいのかわからなくなってしまって、何かアドバイスを頂けると大変助かります。

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