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レイテ沖海戦での栗田提督の決断について

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ID非公開さん

2019/9/1823:59:47

レイテ沖海戦での栗田提督の決断について

レイテ沖海戦について調べているのですが、
なんで、栗田提督は、レイテ沖海戦で、
小澤機動部隊がうまく囮になって、
ハルゼーを担当海域からおびき出せたのに、
なんで突入しなかったのでしょうか?


せっかく、「大和」「武蔵」の2艦も戦艦を率いていたので、
突入すれば、敵上陸部隊を撃破殲滅できたのではないでしょうか?

情報伝達がうまくいかなかったのですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

ths********さん

2019/9/2002:38:43

小沢機動部隊が1日遅れながら囮の役を成功させたことを、「他の海軍の部隊には情報が伝わらなかったから」です

まず、小沢艦隊はjis〜さんが書いてるように電文自体は打電しています
ですが、その電文は小沢艦隊所属の艦以外の艦艇や司令部、栗田艦隊だけでなく他の軍令部やマニラの基地航空隊には全く届きませんでした。
受電記録もありません

Jis〜さんは受信記録が残っていると書いてますが、これは間違いです
記録はアジア歴史資料センターのホームページで閲覧できますが、大和の戦闘詳報に小沢艦隊が囮作戦を成功させたことがわかる重要電文など受電した記録はありません

大和にあるのは小沢艦隊が旗艦を大淀に変更したことを報告する短い電文だけ受電した記録があるだけです

旗艦変更したことが囮を成功させた事を意味するとは全く言えません
この電文は「旗艦を大淀に変更する」という極めて短い文で、その原因も何も書いていません
マリアナ沖海戦のように潜水艦の奇襲を受けたのかもしれませんし、瑞鶴に何かしら故障が発生したので旗艦を変更したのかもしれません

こんな短い電文で囮作戦が成功したと判断することなど、当時の状況では不可能です

このjis〜さんはこういったレイテでの栗田ターン関連の質問では毎回この文面を添付し続けていて、指摘しているような勘違いを何回も垂れ流している方ですので参考にされない方がいいです
参考として添付しているレイテ沖海戦のwikiのページ自体、彼の唱える持論を否定しているのに相変わらず証拠として添付している時点で、単に慣習で添付回答しているだけだということがわかりますし


本題に戻りますと前述してる通り小沢艦隊が囮作戦を成功させたことを栗田が反転を決断した時点では海軍部隊は誰も知りませんでした
軍令部ではむしろ失敗してると判断していたと当時軍令部にいた方が証言しているぐらいです

栗田艦隊が置かれる当時の状況を海軍はこう考えていました。

①栗田艦隊の後方にはハルゼー機動部隊が南下している
(これはヤキ1カ電の存在とかは関係なく、「栗田艦隊の北方に敵機動部隊がいる」という情報自体は基地航空隊や潜水艦部隊、軍令部などにこの時点で届いている記録があるので、誤認ではあったが日本海軍全体では当時そう考えていた事は既に証明されています)

②小沢艦隊から囮作戦成功の報告はなく、基地航空隊によるハルゼー機動部隊への攻撃もうまくいっていない

③午前中に戦ったタフィ3の護送空母部隊を正規空母部隊と誤認していたし、周辺に別の部隊(タフィ3の東南にいたタフィ2)を目撃しており、周辺に米機動部隊がいると実感していた

④またタフィ3の追撃を諦めレイテ湾に向けて再度動き出した直後から栗田艦隊への米機の空襲が始まり、他のハルゼー機動部隊に捕捉されたと思われた
(日本軍はハルゼー機動部隊は3つの集団に分かれて動いていると判断していた)

⑤西村艦隊が有力な米水上艦隊に殲滅されたことが報告されており湾前にてその部隊と遭遇する可能性があり突入を阻害される危険が高い

⑥本来なら米軍上陸から2日以内に突入する作戦だったのが既に5日も経過しており、突入しても手遅れになってる可能性が高い
(これは既に上陸部隊が上陸してしまっていて、現地の日本陸軍と交戦状態になってしまっていたら、砲撃したら味方もろとも吹き飛ばしてしまうし、乱戦状態地上で敵味方を区別するのは不可能。なので上陸部隊を砲撃するというのは簡単にはできない。こういった事は現地陸軍部隊と念密な連携と情報交換をしてはじめてできるものだが栗田艦隊と現地陸軍部隊にそういった連携を事前に準備していない。栗田艦隊は突入したら輸送船を攻撃することを主目的としていて地上砲撃はあまり考慮していないし、陸軍側からも逆に同士討ちの危険から地上への砲撃はしないでくれと言われてすらいる)

以上から突入を継続しても目的は達成できないと判断されたのです
ですがレイテ沖海戦での日本側の作戦はハルゼー機動部隊の殲滅も目的となっている。
基地航空隊がこれに失敗しているが、栗田艦隊なら午前中に機動部隊の一群を撃滅したのだから同じことができるかもしれない。確実に戦果達成は困難となった突入よりも、与えられた作戦ではないがハルゼー機動部隊への攻撃を企図して北上した方が大局的には戦局に貢献できる
栗田らはそう判断して突入せず反転したわけです

あとこの時点では武蔵は既に沈んでいます
栗田艦隊自身も出撃時の半分以下になっていますし3日間の不眠不休の戦闘で将兵も極限状態でした
対して米軍はレイテ湾前に西村艦隊を殲滅したオルテンドルフ艦隊が、栗田艦隊の4倍近い戦力で待ち構えています
周囲にはタフィ1、2の艦載機が300機近くあり栗田艦隊へ波状攻撃を仕掛けてきます

現在ではこういった状況から突入を継続しても栗田艦隊はレイテ湾前でほぼ壊滅した。仮にレイテ湾に侵入できてもレイテ湾は東京湾よりも大きな大湾で上陸地点まで更に1-2時間はかかります
その間オルテンドルフ艦隊の追撃や引き続き空襲を受けますから、上陸地点に到着する事はまず不可能
つまるところレイテ湾で後々の大和の沖縄特攻に数倍する大惨事を起こすだけで終わった
というのが大方の見解になっています
上陸地点で敵を撃破殲滅するだなんて夢物語でしかないですよ

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質問した人からのコメント

2019/9/24 00:09:19

皆さん、わたしなんかより勉強されていて、どなたも甲乙つけがたかったのですが、分かりやすかったので、こちらの回答をベストアンサーとさせていただきます。

皆さんどうもありがとうございました。
勉強になりましたm(_ _)m

ベストアンサー以外の回答

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une********さん

2019/9/2220:17:55

色々と回答を見ていると勘違いしてる人を見受けられます

反転後豊田長官から再三突入してくださいとの無電があった
→豊田長官からの催促の無電は前日24日の天佑を確信し全軍突撃せよの電文だけです
再三突入してくださいと催促した事実はありませんよ
また前日のこの無電も連合艦隊の決意表明として打電したもので絶対命令ではないことを戦後豊田長官自身が言っています

聯合艦隊司令部の「船団撃滅第一主義」と第2艦隊の「艦隊決戦第一主義」の意見対立
→連合艦隊自身も艦隊決戦第一主義です
そもそもこの捷一号作戦は基地航空隊が米機動部隊に決戦を挑んで殲滅した上で栗田艦隊が船団撃滅を狙う作戦であり、連合艦隊が船団撃滅だけを第一に考えていた事実はないですよ

日本人に成りすます反日にすれば〜
→ヴァンフリート特命報告書など、ここでの質問の趣旨と全く違う内容です。論点をすり替えることはやめましょう
というかこういった投稿を繰り返してる人を閲覧拒否にしない運営側はどういう考えなのでしょうか?

この時点で日本海軍が知り得た情報から見たら、栗田の反転は逃げたのではなくむしろ大艦隊に自分たちだけで突入する勇気ある行動だったことは、他の回答者も書いておられます
戦後になって知った情報だけで、栗田の行動を卑怯だ逃げたと批判するのは見当違いだと思いますよ

kik********さん

2019/9/2219:07:40

◆ 連合艦隊を全て擦り潰してでも「レイテ突入」を敢行する。
その理由は言うまでもない。フィリピンが米軍に奪還されれば日本本土への原油の供給は遮断され、艦隊が無傷で残存したところで何の意味もない。だからこそ如何なる犠牲を払ってでもレイテ突入を絶対的な目的とした。栗田艦隊をレイテへ突入させるため、特攻隊まで投入し多くの犠牲を払ったのはそのためだ。 https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%86%E6%B2%96%E6%...

◆『マニラでの作戦打ち合せ』
昭和19年8月10日 作戦実施に先だってマニラにて「捷1号作戦」に関する協議が行われた。聯合艦隊、軍令部の各作戦参謀、南西方面艦隊以下の第1南遣艦隊参謀、栗田艦隊司令部参謀などであった。
「小柳 第2艦隊参謀長」
我々は飽くまで敵主力撃滅をもって第1目標となすべきと考えている。敵の港湾に突入してまで輸送船団を撃滅しろというなら、それもやりましょう。一体、聯合艦隊司令部はこの突入作戦で水上部隊を潰してしまっても構わぬ決心か?
「神 聯合艦隊作戦参謀」
比島を取られたら本土は南方と遮断され、戦争継続は不可能となる。どうあっても比島を手放すわけにはいきません。この一戦に聯合艦隊をすり潰してもあえて悔いはない。これが聯合艦隊司令長官のご決心です。
「小柳少将」
決心はよくわかった。栗田艦隊は命令どおり輸送船団に向って突進するが、途中敵主力部隊と対立し2者いずれかを選ぶべきやに惑う場合には輸送船団ではなく敵主力の撃滅に専念するが、差支えないか。
「神大佐」
差し支えありません。
「小柳少将」
これは大事な点であるから、よく(聯合艦隊司令)長官に申し上げておいてくれ。
このやり取りが持つ意味は【重大】であった。即ち聯合艦隊司令部の「船団撃滅第一主義」と第2艦隊の「艦隊決戦第一主義」の意見対立である。
後の栗田艦隊による「謎の反転」の遠因、または真因は、既にこの時点で存在していた。
http://holywar1941.web.fc2.com/sensi2/sensi-syogo21.html
栗田艦隊は敵艦隊を発見してないにも関わらず、出所不明な『ヤキ1カ』の電信を反転の理由にした。この時点で明らかな命令違反になる。
最初から逃げるつもりだったと言われても弁解の余地はない。
突入することが最大の目的だからこそ、多くの命を犠牲にした。
突入を信じて死んでいった英霊は、騙されたと同じで犬死でしかない。

◆【”レイテ敗北”】で↓動かす油がない呉軍港の【”軍艦の末路”】。
https://www.youtube.com/watch?v=T7t2FIqtLQk

◆ 連合艦隊を全て擦り潰してでも「レイテ突入」を敢行する。...

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bab********さん

2019/9/2215:27:27

なぜか非表示になっていますが
端的にそのままな回答がありますね。

>栗田長官と参謀たちは
米軍機の猛攻撃に怖くなってレイテ湾突入と言う
連合艦隊司令部の命令を無視して逃げて帰った。

反転した後も
豊田副武長官から再三
突入してくださいとの無電があった様ですが…

edo********さん

2019/9/2201:40:58

情報伝達が上手くいかなかったのは事実ですが、それは他の回答にあるような捏造とかが関係しいるのではなく、小沢艦隊側が出した電文が栗田艦隊だけでなく全海軍部隊にも殆ど届いていないことから、通信経路で何かしら不調が会ったことが原因であることは現在ではほぼ定説化しています

そこらへんはths〜さんが書いている通りだと思います

海軍の通信系統は当時は中継所を介して双方が無電を送受信していました
双方がダイレクトに無線を送受信してたのでは無いのです
ですから小沢艦隊側に送信した記録があって、栗田艦隊側に受診の記録がなかったからといって即捏造したとは全く言えないのです

なんで中継所を介していたかについてはwikiのレイテ沖海戦でも詳しく書いてますが、要は防諜上の理由です

無電を送信するというのは暗号で内容がわからなくても電波を出すという行為自体が敵に
「電波の出た方向に何か敵がいる」
というのを教える行為で危険だった
そこで送信側は指向性の強い電波でまず自軍の安全圏にある中継所(今回の場合はマニラにいた第31通信隊)に無電を飛ばし、それを中継所で広域電波に変えて送信、受信側は中継所の方向から飛んでくる無電があったらそれを受け、自隊宛の電文だったらそれを受電する

こうする事で敵に電波を拾われても位置がわからないように工夫していたわけです
ですが中継所が電波をうまく拾えなければ、それは「通信内容不明」として記録もされずに処理されます
うまく拾えない理由は幾らか考えられますが、今回のように小沢艦隊側が出した無電が小沢艦隊所属の艦艇しか記録になく、他の海軍部隊にはほとんど記録されていないことから、小沢艦隊の出した電波は第31通信隊自体に届いていない、もしくは届いても受信の不調で内容が不明で処分されたと考える方が妥当です。通信隊に届いていたら全部隊が受信していないという事態にはなりにくいからです

こういった通信不達が相次いで発生したことが栗田艦隊に情報が一切届かず、小沢艦隊の状況が不明という事態となり、当日も続いた米軍機の空襲や午前中に交戦した米機動部隊の一群の存在などから栗田艦隊側が小沢の囮作戦は失敗したと判断するのは当然だと思いますよ

なお成功していないという判断は当時軍令部でもそう判断しています

作戦が上手くいかず、突入しても目的を達成できない状況なら、突入中止を決断するのは現場指揮官として当然の決断でしょう

逃げたとか臆病風に吹かれたとかいって非難する人もいますが、作戦が既に失敗しているのに、犠牲を無駄にするなという理由で無理やり強行するのは軍人として最低の決断です
負けが確定しているのに無理に戦力を損耗するのは事後の戦闘がかえって不利になるだけだからです

そういったことは慎むべきと孫子でも断じているくらいです

捷一号作戦は海軍だけが戦っている作戦ではありません
フィリピンでは陸軍も戦っています
そうした陸軍が戦えるように現場部隊に部隊や物資を増援として送る輸送部隊の護衛も海軍の重要な任務です
未だ地上では戦闘が続いているのに成功は無理な突入に拘って無駄に艦艇を損耗する方が軍人として無責任な決断でしょう。

あと逃げたというのも見当違いです
栗田艦隊の北方にハルゼー機動部隊が待ち構えているというのは誤報だったのですが、それはこの時点では小沢艦隊以外は海軍部隊は誰も知りません
軍令部でも北方にハルゼー機動部隊がいて栗田艦隊を追尾していると判断していたと証言があります(これについては上記のようにths〜さんも詳しく書いてます)
栗田の反転はそういった大部隊に単独で突入するという危険極まる行動でした
逃げたどころか敵に突っ込んでた訳です
あの時点の情報からの判断としては逃げたというのは見当違いで多勢の敵に突っ込行為であり、卑怯というのは濡れ衣ですね

敵上陸部隊を殲滅できるかどうかは私はできないと思います

地上部隊への洋上からの砲撃は口で言うほど簡単ではありません

まず洋上からは地上で戦う日米両軍を区別することが困難で、砲撃したら味方撃ちする危険が大です

上空から艦艇搭載の観測機で観測するにしても制空権を取られているレイテ湾上空でそんなことは無理だし、そもそもこの時点で栗田艦隊の艦艇搭載機は大和の1機だけしか残っていないので観測自体が不可能な状況でした

揚陸した物資にしてもレイテ湾は湾岸近くまでジャングルが覆っている地形(写真などがwikiに出てます)なので揚陸して簡単に隠すことができます。栗田艦隊にこれらジャングルを一掃するほどの砲弾はもうありません

まあそもそも到達する事自体が無理であることはths〜さんが細かく書いてますからお分りでしょう
ボロボロの栗田艦隊に数倍の規模のオルテンドルフ艦隊や数百機の艦載機の波状攻撃に耐える力はもうありませんよ

不適切な内容が含まれている可能性があるため、非表示になっています。

投稿内容に関する注意

vox********さん

2019/9/2115:08:31

栗田長官と参謀たちは米軍機の猛攻撃に怖くなってレイテ湾突入と言う連合艦隊司令部の命令を無視して逃げて帰った。

「北方(ヤキ1カと言う符号の地点)に正規の米機動部隊を発見した」と言う電報を受けてそちらに向かった事になっているが、その電報がどこから来たか分からんそうだ。誰が発信したか分からん電報であの大艦隊が連合艦隊司令部の命令に無いターンをする訳がない。怖くなって逃げたのを誤魔化しているのだ。

しかも偶然に遭遇した護衛空母群すらまともに戦えないのに、正規機動部隊と戦えるはずがない。

戦後70年以上も経ってまだ「謎の反転」と呼ばれているのはその為だ。命令違反、敵前逃亡だから恥ずかしくて真実を語れないのだ。それを知恵袋でウソまでついて必死に弁護する奴がいるのは滑稽だ(笑)

レイテ湾の状況が不明だった?米軍の動向がよく分からなかった? そんな事は最初から承知していた。連合艦隊司令部の命令は「レイテ湾に突入せよ。あとの作戦については考える必要なし」、と。つまり特攻作戦だったのだ。

レイテ島に上陸して来たマッカーサー軍はまだ海岸に物資を山ほど積んであり、多くの上陸部隊が沖合いからの艦砲射撃の射程内にいたし、米軍輸送船も荷揚げを終わっていないのが多数あった。栗田艦隊が突入していたら相当の戦果はあっただろう。突入した栗田艦隊は全滅していたか? その通りだ。しかしそれも最初から想定済みだった。特攻作戦だったのだ。

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