あなたが国公立大学を目指すのなら、英語・数学・理科・国語・社会の順に成績が良くなるよう今から勉強してください。大変ですよ。具体的には、 一次試験であるセンター試験では、順に250点・200点・200点・200点・100点の合計950点満点になります。これで90％（855点）近い成績を取らなければなりません。 二次試験では、数学・英語・理科・国語の4教科が課され、センター試験以上に難しい問題を最低でも60％以上取らなければなりません。それ位の難関です。極論すれば、社会以外の4教科でバランスよく得点できる勉強を心掛けていく必要があります。 ※入試では「獣医の専門的な分野」が出題されることはまずないと思いますが、もしあるとしたら、理科で生物を選択した場合のみ少しだけ可能性はあるでしょう。ひょっとしたら、理科は生物・化学・物理と3教科履修しなければならないかもしれませんので、理科は得意教科だと思いますが特に力を入れて勉強してください。 獣医学部（獣医学科）がある日本の大学 ◎国立大学では、•北海道大学 •帯広畜産大学（畜産学部獣医学課程） •岩手大学（農学部獣医学課程） •東京大学（農学部獣医学課程） •東京農工大学（農学部獣医学科） •岐阜大学（応用生物科学部獣医学課程） •鳥取大学（農学部獣医学科） •山口大学（農学部獣医学科） •宮崎大学（農学部獣医学科） •鹿児島大学（農学部獣医学科） ○公立大学では、•大阪府立大学（生命環境科学部獣医学科） □私立大学では、•酪農学園大学 •麻布大学 •北里大学（07年度より獣医畜産学部獣医学科から名称変更） •日本大学（生物資源科学部獣医学科） •日本獣医生命科学大学（06年度より日本獣医畜産大学から名称変更） 獣医学科は近年、卒業後の待遇などから成績上位層の志望者は減っており、若干易しくなってきていますが、一つの大学の募集人数が非常に少ない上に設置している大学数も少ないことから、今もなお難易度が相対的に高いです。 北海道大学、大阪府立大学、山口大学の前期では、2次試験で差のつく問題が出題されていますが、他の大学は初級段階と典型問題のみの出題がほとんどです。これはセンター試験の重要性が非常に高いということを意味しますので、受験生はそこに留意した対策が必要となってきます。 特徴１：前期（学科試験）定員が15～30人。後期は10～15人。 特徴２：二次試験は「初級段階＋入試典型問題」より構成されている大学が大半。 特徴３：センター試験による合否決定要素が、最も高い学科。 志望者に対して、定員が非常に少ない学科です。国立の全ての定員が約400～500（東京大学理科２類は除く）であり、学力を度外視した総志望者は5000～8000程度であると推測します。ある程度の学力をもった人がセンター試験で90％を運よく取ってしまうケースは珍しいことではなく、総志望者の学力分布などを概算すると、センターで85％以上取れる人は200～300名はいることになります。二次学力がなくて前期が不合格となる場合でも、80％後半あれば後期で合格する可能性は十分あります。現役・浪人の比率を調整する意味でも、そうした合格者はかなりの数存在すると考えます。となると、確実に合格する学力は＜センター88％前後は取って当たり前、さらに二次の簡単な問題も解ける＞状態と考えることが出来るのではないでしょうか。つまり、＜センター対策を念頭に置いた対策を6～8月に先取りする必要がある＞ということです。 大阪府立大学（生命環境科学部獣医学科）へ進学した友人がいますが、全国偏差値73の公立進学校（320人）を、校内実力テストは2番（センター試験は88.9％で25位）の成績で卒業しました。高校3年間常にトップクラスにいて、東大を受けてもほぼ合格可能なレベルでした。 詳細は以下のサイトで確認してみてください。いろいろ載っていますよ。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417540049 http://www.dcrae.com/furitsu/ http://d.hatena.ne.jp/nimsel/20080224 http://d.hatena.ne.jp/nimsel/20080229