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2020/7/4 17:20

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Beatlesのレインのレコーディングでは50ヘルツで録音して42ヘルツに落として録音したものを50ヘルツにしたと読みました。すごい。ビートルズにしかできない技術だったんですか。

Beatlesのレインのレコーディングでは50ヘルツで録音して42ヘルツに落として録音したものを50ヘルツにしたと読みました。すごい。ビートルズにしかできない技術だったんですか。 どんな技術でどんな音になったんですか。

補足

テンポこんなに違うんだと思った。すごい。物理とビートルズ好きでないとわかりにくかったんだ。すごいおもしろかった。

ベストアンサー

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●基本的な話 音が低い、高いで「周波数(単位ヘルツ、Hz)」という言葉が出てきますが、ここでは「電源周波数」の話であり、4トラックレコーダーのモーター速度/テープ回転速度を「電源周波数」を変えることで調整している話です。 質問者さんのお住いの地域は「電源周波数」は50Hzですか、60Hzですか? Rain、アルバムRevolverをレコーディングしていた当時の英国は50Hzでした。 EMIスタジオで50Hzより高い「電源周波数」に設定すると、再生するときにモーター速度/テープ回転速度が通常より速くなり、通常の再生音より音が高くなります。録音物が音楽ならキーが高くなる、ピッチが高くなる、にあわせてテンポが速くなる、音源時間が短くなるなどの変化がおきます。 50Hzより低い「電源周波数」に設定すると、逆のことが起きます。 これらは「音楽(録音)のキーを変更するためにテープの回転速度を変更させるという原始的な技術でした」が、そういう機能付きマシンがあったのか無かったのかが不明瞭な時代のお話です。 また、期待したい結果は音の変化であり、「電源周波数」の数字は絶対値であるはずなのに、ここの話題では数字はさらっと流してもいいでしょう。 ●ビートルズと4トラックレコーダーとテープ速度編集 EMIスタジオは4トラックレコーダーを、古い順にT社、A社、S社のレコーダーを買い足したようです。 正確な情報はまだ見つかりませんが、T社のものはビートルズデビュー前からあったとのこと。ビートルズはやっと1963年 I Want To Hold Your Hand でT社のを使って、初の4トラックレコーディングです。 謎は「Rubber Soul, Revolverセッションは有名になったS社を使っている」「この時期はT社とA社とS社を色々使ってる」「A社のモデルは40-60Hzの可変装置が付いている」などの情報があってどれを取ればよいのかわかりません。 確実なことはRainレコーディング7ヶ月後の「Strawberry Fields Forever〜アルバムSgt. PeppersはS社とバリスピードというEMI自社装置でテープ速度を自由に操作して録音した」ということです。 後に述べますが、Rainレコーディング時にS社とバリスピードがあればレコーディング過程を理解できます。 A社のモデルに40-60Hz可変装置がついていても理解できます。 ただし、T社のを使っていた、A社のモデルにはそういう装置はない、バリスピードがまだ完成していないとなると、 レコーディング日程やジェフ・エメリック証言にかなり無理が生じるのではと思います。 ●ジェフ・エメリック証言でRainレコーディングプロセス確認 経緯を逆算します。 ⑤一般人が民生機でRain(キーG)を聴いてる ④50Hzの通常速度でマスタリング ③50Hzの通常速度でJohnの逆回転、ハーモニー、ベース、その他をオーバーダビングしたとも取れる。 ②42Hzで速度落としてモニターしながらJohnのボーカル入れ。 ①50Hzより高い電源周波数(数値を言及していない)で速いテープ回転でリズムトラック制作。通常よりテンポを速く演奏。 (Johnの逆回転、ハーモニー、ベース、その他のオーバーダビングは②で行われたともとれる) この曲のキーはGです。 Ticket To Ride, シングルRevolutionのような微妙なチューニング、キーに配置されていません。 ④⑤の段階できちっとしたピッチにもっていくのに、①はどういうチューニング、キー設定をしたのでしょうか? キー中心にして再度プロセス確認します。 ⑤G、BPM=112くらい、時間2分55秒くらい。 ④G ③G ②自分の計算ではキーE前後、BPM=95くらい、時間3分28秒くらいです。 ①速いテープ速度でキーGの曲を録音したと仮定。 ということで①の謎が残ります。 ①を50Hzで再生すると、キーはGより低い。さらに42Hzで②を行うとキーはEより低い。それを50Hz③④⑤で聞くとキーはGになりえないし、コンサートピッチからも離れたまま。 では電源周波数と音(周波数)をきちんと計算して、バリスピードかA社(40-60Hz可変)があったうえで、①をキーAで録音したら可能性はあがるでしょう。自分の計算ではBPM=135くらいで、時間は2分40秒くらい。正直それでもドラムとベース演奏はきつい印象です。がんばってもキーG#でBPM維持しておかないと、という感じです。 ジェフ・エメリック証言に基づいて、次の補足に参照音源2つあげておきます。 AリリースされているRainに近づくような、①でおこなってあろうベーシックテイクの偽音源です。意外とテンポきついでしょ? B証言とはちょっと異なりますが、純粋に②ではこのキーのトラックができたはずです。キーより、音符が長いことに(驚)これを歌えって? >ビートルズにしかできない技術だったんですか。 A社のマルチトラックレコーダーに標準装備されていたとすれば、誰でもできたと思いますが、当時はポピュラー音楽、ロック業界でそういう必要性も発想もなかったと思います。 ビートルズやPジョージマーティンのアイディアをジェフ・エメリックやケン・スコットといった優秀なEMIスタッフの技術が支えたということですね。 ●まとめ、その他 ・レコーダーのテープ回転速度を速くして録音すると、質向上に役立ちます。 ・高回転速で録音したものを通常再生すると、高周波帯が落ち着く・劣化、回転歪みによる質低下など言われますが、逆にロックやノイズミュージックにおいてはそれを武器に使えます。 ・過去のTicket To Rideや同時期のTomorrow Never Knowsで得た低音の重みの繰り返し、ドローン効果をRainではテープ速度操作で得ようとしていたと思われます。 ・Johnのボーカルを速い回転で再生、ミックスダウン、マスタリングしたことになりましたが、ADTを後からかけているようなので、テープ速度変化による純粋な効果と見ないほうがいいかもしれません。これだけキーが離れたボーカル入れレコーディング、編集はその後に一切行われていません。 ・ジェフ・エメリック証言だけで考えていくと、ベーシックなテイクやリズムトラック制作を行うための、最終的にきちっとおさまるキー、ピッチ、計算上考えにくい「電源周波数」の値の選択というのが浮かび上がってきましたので、記憶違いや、語られない部分の手順があったと考えられます。

AリリースされているRainに近づくような、①でおこなってあろうベーシックテイクの偽音源です。意外とテンポきついでしょ? http://whitecats.dip.jp/up/download/1593967184/attach/1593967184.mp3 パスワード:suzu B証言とはちょっと異なりますが、純粋に②ではこのキーのトラックができたはずです。キーより、音符が長いことに(驚)これを歌えって? http://whitecats.dip.jp/up/download/1593967271/attach/1593967271.mp3 パスワード:suzu

その他の回答(4件)

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アンソロジーでのポールによると・・・ 【「レイン」で覚えているのは、バッキングトラックがうまく録れなかったこと。それで仕方なく、速くプレイしてあとからスピードを落とそうって決めた。 ”グー、グー、グー”ってたどたどしいのはそのせいだよ。速く正確に演奏しなきゃいけなかったんだ。】 私のような凡人には、さっぱり分からない。 狙ったスピードで演奏したモノが気に入らなくて、そのような手段を選んだってことだろうけど、なんでそんなことになるんだろう? 少なくとも、4人(マーティンを含め5人?)には明らかに効果が認められたんだろう。 当時の録音エンジニアだったジェフ・エマリックのインタビューでこんな言葉がある。 The Beatles played the rhythm track really fast so that when the tape was played back at normal speed everything would be so much slower, changing the texture. If we’d recorded it at normal speed and then had to slow the tape down whenever we wanted to hear a playback it would have been much more work. 「ビートルズはリズムトラックを非常に速く演奏したため、テープを通常の速度で再生すると、すべてが非常に遅くなり、雰囲気が変化した。 通常の速度で録音し、再生を聞きたいときはいつもテープの速度を落とさなければならないという、はるかに手間がかかるんだ。」 つまり、何度も速いスピードで演奏してスピードを落として再生し、出来具合をチェックしていたことになる。 あのドラムワーク、ベースプレイをリリースバージョンより早く正確に演奏したってことでも脅威なのに・・・ 通常スピードで演奏された初期バッキングトラックを聴いてみたいし、録音した速い演奏をそのままのリアルスピードでも聴いてみたい。 ”グー、グー、グー”ってのは最初のミドルエイトでのベースプレイのことだろう。 何年後かにアルバム「リボルバー」のデラックス盤が出ることがあったなら、オプションで収録されるかもしれないので期待しておこう。 当時のEMIスタジオの4トラックオープンリールテープレコーダーには60Hz、50Hz、42Hzの3通りのスピードコントロールが付いていたらしい。 ジョン、ポール、ジョージがそれぞれの自宅にも同じタイプのレコーダーを持っていたとジョージがどこかで語っていたのを記憶している。 つまり技術的には誰でも出来たわけで、それを利用して音質の変化・効果を狙ったというアイデアを思いついたって所が当時としては画期的だったということだろう。 まぁ、彼らの思考や感性は、常人には到底理解できないものだと思う。

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これは録音したテープをただ速くしただけではありません。下記の手順になるようです。ヘルツが変わるとモーターの回転速度(テープスピード)が変わります。 速いテンポで演奏する。この時はテープスピードを通常より速く回して(50ヘルツで)録音。…① ①を通常の速度で再生したもの(つまりテンポは①より遅くなる)に合わせ歌う。この時はテープスピードを遅くして(42ヘルツで)録音…② ②のテープを通常のスピードで再生する。 そうするとサウンドは重くなり歌はかわいらしい声になるとのことです。と言われても実は私もよくわかりません。遅めのテンポで演奏したもので歌ってテープスピードを上げたものとどう違うのだろうか。どなたか解説をお願いします。

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多分オープリールかなんかに録音したテープの再生速度を少し上げただけだと思います。 早回しっぽくなって音が変に明るくなったのがたまたま良かったんじゃ無いですかね。

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