ID非公開
ID非公開さん
2020/11/17 21:26
9回答
戦艦大和の沖縄特攻についてなのですが、調べれば調べるほど菊水作戦の支援(敵機動部隊を引き付ける囮)としか思えず、囮に失敗してもそのまま沖縄を砲撃支援するという作戦にしか思えません。実際大和に航空機を出撃
戦艦大和の沖縄特攻についてなのですが、調べれば調べるほど菊水作戦の支援(敵機動部隊を引き付ける囮)としか思えず、囮に失敗してもそのまま沖縄を砲撃支援するという作戦にしか思えません。実際大和に航空機を出撃 させた空母が特攻により、撃破されているのを見ると尚更そう思います。 しかし、「沖縄に上陸して固定砲台にする」と言った流石にそこまで馬鹿では無いと思うような事が信じられているのはなぜですか?
ベストアンサー
大和出撃の主目的は菊水作戦の支援で、ご認識の通りです。 ただ大和をはじめとした艦隊は悪天候の日を選んで出航しており、本格的に天候が崩れれば航空部隊は日米とも出撃できませんから、その際は沖縄へ到達することを想定しています。 ですからどちらかが失敗したらというより、天候がどちらに倒れても主任務が切り替わる二段構えの作戦になっているというのが正解ですが、これを一般向けに長々と説明するのもなかなか面倒ですし、何よりも「大和は沖縄で座礁して砲台になるために出撃したのだ」の方がセンセーショナルで軍事ロマンチシズム(その愚かさも含めて)の分かりやすさやウケやすさが耳目を集めやすいです。 また艦隊の士官が兵士に「我々は砲台になって米兵を撃滅するのだ」という士気高揚を狙った作戦説明を行ったのも事実ですから、士官より生存者の多い一般兵が戦後にそういう話を語ったケースも多いです。 大和の任務については別段謎なところは何もなく、きちんと資料を基にした研究者やまともな記者からは説明されてきていますが、事実を説明する人よりも戦後の軍事アレルギーな世情もあってプロパガンダ込みで騒ぐ事実の方が有名になってしまったのですね。特に一般紙が戦争の愚かさを手っ取り早く伝える手段として、その手の社説を度々掲載してきたのが大きいです。 まぁ主任務をきちんと説明しても「特攻作戦の支援のためです」というグロテスクな内容になってしまうのでやむを得ない面もあるのでしょうが。
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ID非公開
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質問者
2020/11/17 23:41
たしかに日本の無能さ、愚かさを伝えるプロパガンダとしては大和は代表的に扱われますね。似たようなものは、インパール作戦や万歳突撃あたりですかね。鵜呑みにせず、しっかり調べて欲しいものです。
質問者からのお礼コメント
参考になりました。他の方もありがとうございました。
お礼日時:2020/11/20 11:56